受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

埼玉栄中学校

2021年7月13日(火)

充実した学習サポート体制の下、将来を見据えて主体的に学ぶ生徒を育成

 「人間是宝」を建学の精神とし、「今日学べ」を校訓に掲げる埼玉栄中学・高等学校。生徒も教員も「今日やるべきことは今日やり、明日に延ばさない」という高い意識を持ち、学習・部活動・行事・社会貢献のすべてに全力で取り組む学校づくりをめざしています。

 オンラインで行われたこの日の説明会の冒頭、あいさつに立った入試広報センター長の森山豊先生は、生徒が考える同校の魅力として「安心・安全」「充実した学校生活」「進路指導体制」の三つを挙げました。2016年に完成した校舎には、24時間自動換気システムが完備され、机にはパーテーションを設置するなど、感染症対策への取り組みも万全にしているそうです。森山先生は「本校は中学・高校合わせて約3000名の生徒が一つのキャンパスで学んでいますが、200名以上もの教職員をそろえ、生徒一人ひとりに目が行き届く指導体制を整えているため、『面倒見の良い学校』という評価をいただいています」と述べました。また、希望する進路に合わせたサポート体制も万全です。たとえば、専任スタッフが常駐する「進路指導センター」では、定期考査や模試の成績、相談内容など、生徒の進路に関するデータを6年分、一元管理しており、進路選択や学習の進め方について、生徒一人ひとりに適切なアドバイスができるそうです。

 続いて、話は教育内容に移りました。中学では、入学時から「医学クラス」「難関大クラス」「進学クラス」の三つのクラスに分かれますが、条件を満たす成績の生徒が希望すれば、進級時にはクラス変更も可能とのことです。また、6年前に新設された医学クラスでは、高度な内容の授業が行われているだけではなく、医師に必要な倫理観・使命感・判断力・協調性を育む、さまざまな体験プログラムが実施されています。大学の医学部での実験・特別講義・施設見学も行われており、中1は帝京大学、中2は北里大学、中3は筑波大学、高1は東京大学で、実践的な学びを体験します。

 また、「授業第一主義」をモットーとする同校では、月曜から金曜までの始業前には「0時限」を、放課後には「7時限」を設け、希望制の演習授業や補習を実施しています。森山先生は「0時限では、本校の教員が標準的な問題を指導します。7時限では外部から招いた講師に、応用的な問題の指導を依頼することもあります。理解が不足している生徒にはていねいな指導を徹底し、成績上位者には学習意欲を引き出すために、より高度な内容に取り組ませています」と説明しました。さらに高校では、「10時限」まで設け、放課後選択授業や入試対策講座など、希望する進路や興味・関心に合わせて学べる選択制の講座が多数開講されているため、生徒は自由に学習プランを立てることができます。加えて、0時限と1時限の間には、同校伝統の10分間の朝読書も実施され、読解力や思考力を養う機会になっています。

 「文武技芸」の四道で日本一の学校をめざしている同校では、「部活動で培った集中力や忍耐力は、勉強にはもちろん、実社会に出てからも大きく生かされる」という考えから、部活動も推奨しています。東京ドーム約14個分の広さを誇る敷地には、室内温水プール・陸上競技場・総合体育館などがそろい、「1クラブにつき1施設」を与えています。朝・昼・夕と3食を提供するカフェテリアもあるので、安心して学習や部活動に取り組めるのも魅力です。

 最後に、2022年度の入試について説明がありました。入試は1月10日午前・午後、11日午前・午後、13日午前の計5回です。また、系列校の栄東中学校との「パック入試」を実施します。10日午前に栄東(A日程)、午後に埼玉栄(第2回)の受験が可能で、「会場となる埼玉栄中学・高等学校で移動せずに2校を受験できます」と伝えられました。

イメージ写真 JR「西大宮」駅から徒歩4分の好立地。生徒の心身の成長を支える充実した施設・設備がそろっています

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