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学校説明会レポート
明治大学付属明治中学校
2021年7月27日(火)
基礎学力をじっくりと鍛え
明治大学の中核を担う人材を育成
明治大学付属明治高等学校・中学校は、旧制明治中学校として1912年に神田駿河台の明治大学構内に設立されました。設立以来、「質実剛健」「独立自治」を校訓に掲げ、男子校として長い歴史を歩んできましたが、2008年にキャンパスを調布市に移すと同時に共学化し、新たなスタートを切りました。
この日のオンライン説明会の冒頭で、広報主任の原田裕貴先生は「本校の最も大きな特徴は、明治大学が設置する唯一の直系付属校であることです」と強調しました。同校では、高校3年間の定期試験で総点の60%以上を取ったうえで、英検®2級に合格、TOEICで450点以上取得という条件を満たせば、全員が明治大学に推薦されます。国公立大学や大学校は、被推薦権を保持したまま受験することが認められ、ほかの私立大学についても、明治大学の志望学部から認められた場合は、併願受験が可能となります。今春も、卒業生の約9割が明治大学に進学しました。原田先生は、「高校3年間をかけて進路志望調査を行い、大学の各学部と折衝したうえで調整するため、原則として第一志望の学部に推薦されます」と話します。
続いて、教育内容の説明がありました。同校では、週6日制・34時間授業で主要教科をしっかりと学び、基礎学力を定着させるカリキュラムを組んでいます。発展学習を行う英語と数学に関しては、成績不振者を対象として週1回、7限補習講座を設定するなど学習のサポート体制は手厚く、教員室前に設けられた質問スペースでは、積極的に質問する生徒の姿が常に見られるそうです。また、高2までは文系・理系を分けずに幅広い科目を履修し、高3からは希望する進路に合わせた専門性の高い選択科目を受講できるのも、特色の一つです。
高大連携のメリットを生かし
将来につながる教育を実践
英語教育には特に力を入れており、少人数制や習熟度別での授業時間を週7コマ確保しています。図書館の約7000冊の英文書籍を利用した多読も推奨されています。併設の明治高校への推薦基準は「英検®準2級1次試験以上合格」ですが、前年度は全員がクリアし、93%の生徒が2次試験にも合格したそうです。英語のアウトプットの場として「スピーチコンテスト」(中3・高1)、「イングリッシュ・プレゼンテーションコンテスト」(高2・高3)を開催し、入賞者には、海外語学研修のための奨学金が支給されます。また、海外・国内での語学研修プログラムも多彩で、2018年度より、明治大学に進学する高3の成績上位者(希望者)を対象に、カナダのヨーク大学への3か月研修を導入しました。
大学付属校ならではの高大連携プログラムやキャリア教育も充実しています。大学教員による週2時間の「高大連携講座」(高2)、受講した講義が明治大学の卒業単位として認定される「プレカレッジプログラム」(高3希望者)のほか、長期休暇中には、簿記資格取得などの短期集中講座「高大連携セミナー」も開講されます。長谷川先生は「本校では、6年間の学校生活の中で、大学受験にとらわれることなく、社会を見据えて自分を磨くことができます」と力強く語りました。
2022年度の中学入試は例年同様、2月2日と3日の計2回実施され、複数回受験者には「第2回入試ボーダーラインでの3点加算」という優遇措置があります。なお、来年度の出願はウェブのみとなるそうです。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
緑豊かなキャンパスには、全面人工芝の広々としたグラウンドや5面のテニスコート、野球場などが整備されています
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