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学校説明会レポート
洛星中学校
2021年8月26日(木)
「立派な大人」を育てる6年一貫教育
生徒みずからが考えて進路を選ぶ
「心と頭と身体のバランスのとれた人間を育てる」を教育方針とする洛星中学校・高等学校は、キリスト教カトリック精神に基づく全人教育を目標に掲げて教育を行う中高一貫の男子進学校です。この日の説明会の冒頭、副校長の藤田武久先生は、「優秀な大学の学生を育てるのではなく、『立派な大人・立派な社会人』を育てたいと思っています。6年間で自分が学びたいことを見つけて大学に進学してほしいと考えています」と話しました。
高校募集を行っていない同校では、大人になっても生かすことのできる知識や教養を身につける6年一貫教育を実施しています。藤田先生は、「自分の得意・不得意を理解し、試行錯誤しながら勉強スタイルを確立させていく過程が、自分で物事を考えて、発展させる力につながります」と語ります。また、大学入学共通テストによる新大学入試制度への対応については、「授業のカリキュラムに大きな変更はなく、引き続き、思考力・判断力・表現力を養う授業を行っていきます」とのことです。
進路指導については、「大学を選択するのではなく、自分の将来を選択する」ということを呼び掛けているそうで、藤田先生は「将来設計を確定させるということではなく、常に、そのときに自分が何をやりたいのかをはっきりしていれば、進路を変更しながらでも前に進んでいくことができます」と話します。
生徒たちの成長を支える
「洛星ファミリー」の強いつながり
同校では、卒業生の4人に1人が医歯薬系の学部・学科に進学しており、今春も国公私立合わせてのべ90名以上が医学部医学科に合格しています。そのため、同校では医学部志望者を対象に、大学の医学部の先生などを招いて講演会を開催し、医学についての理解を深める機会を設けています。
一方、宗教教育と並ぶ心の教育の場として、同校が重視しているのがクラブ活動や学校行事です。特にクラブ活動については、「社会性や協調性を育て、人間的に大きく成長できる機会なので、中1から高2まで何らかのクラブに所属することになっている」とのことで、条件が満たされれば同好会を立ち上げることも可能です。
また、昨年は、いったんは模擬店なしでの実施が決まった文化祭ですが、生徒から「先輩から受け継いできた模擬店運営のノウハウを後輩に引き継ぎたい」との申し出があり、生徒たちのアイデアで47都道府県のご当地ジュースを販売するという形で模擬店が実現。当日は大盛況となりました。藤田先生は、「クラブ活動や学校行事は、人間性・社会性が育ち、人間として大きく成長できる大事なプログラムなので、できるだけ縮小せず実施していきたい」と言います(今年の文化祭は9月17日~19日の予定でしたが、延期が決まっています)。
そして、藤田先生が洛星らしい行事として挙げたのが、12月に行うキリスト降誕劇「クリスマス・タブロー」です。毎年多くのOBがサポートに駆けつけるそうで、先輩・後輩と教員、さらには卒業生や保護者までを含めた「洛星ファミリー」の結びつきが強いという伝統も、脈々と受け継がれています。
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