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学校説明会レポート
八王子学園八王子中学校
2021年8月25日(水)
アクティブラーニングを軸とした学びで、国際平和に貢献できる人を育てる
1928年設立の「多摩勤労中学」を前身とする八王子学園は、1948年の学制改革により八王子高等学校となり、2012年に中学校が開校しました。八王子市が空襲で被災したという歴史を踏まえ、「人格を尊重しよう、平和を心につちかおう」を学園のモットーに掲げる同校は、「社会において主体的に行動する人間」「大学で学問をする人間」の育成をめざしています。
2016年には「東大・医進クラス」「一貫特進クラス」の2コース制を敷き、「アクティブラーニング」「探究ゼミ」「戦略的語学教育」「特色あるクラス編成」の4本の柱から成る「八学イノベーション」が始動しました。その中核となる「アクティブラーニング」について、広報の波平慎太郎先生は「現在では、多くの学校が導入していますが、本校はその先駆けとして、教員と生徒が活発に意見を交わす双方向全員参加型の授業を大切にしてきました」と述べ、具体的な取り組みを紹介しました。
アクティブラーニングの一環として週に1時間行われているのが「探究ゼミ」です。中1は地元・八王子、中2は修学旅行先の京都・奈良・広島、中3は語学研修で行くオーストラリアに関するテーマを基本とし、各自が1人1台が持つタブレット端末を活用しながら自分の興味がある分野を掘り下げます。学園祭や学年末の発表会ではプレゼンテーションを行う機会があります。「社会人になってから必要となる、調べる力・話す力・書く力を3年間でじっくりと育てていきます」と波平先生は話します。
「戦略的語学教育」は、中3のオーストラリア語学研修を一つの目標として展開され、実践的な英会話力を身につけていきます。授業はネイティブ教員が担当し、クラスを3分割した10~12人の少人数制で行われます。「3クラスを3分割することで、会話量も3倍に増えます。その授業を3年間続けた集大成として、オーストラリアで1家庭1人のホームステイを経験します」と波平先生は話します。ホストファミリー宅で生活し、異文化を体験しながら現地校で英語の授業を受け、オーストラリアの歴史や文化について学びます。
「特色あるクラス編成」は、同校が導入している「東大・医進クラス」「一貫特進クラス」の2コース制を指します。「一貫特進クラスと比較すると、東大・医進クラスは授業の進度が速いのが特徴です。ハイレベルな副教材も活用しながら、各種ガイダンスも充実させています」と波平先生は話します。医学部を志望する生徒には医学部の講師によるガイダンスを、難関大学を志望する生徒には難関大学を合格した卒業生によるガイダンスを、それぞれ実施するなど、学習意欲を高めるイベントが数多く用意されています。また、中3時の成績が優秀な生徒は「高校1年最難関大学合格プロジェクト」にエントリーすることができ、志望大学に向けてきめ細かいサポートが受けられます。このほか、夏期・冬期には志望大学合格に向けた特別講習が実施され、高3生の約6割が学校の学習だけで志望校合格を勝ち取っているそうです。
最後に話題は部活動へ。同校の高校のクラブは全国レベルで活躍する強豪が数多くあります。陸上、バスケットボール、野球などの体育系のクラブはもちろん、吹奏楽部などの文化系のクラブも実績があり、中学から入学した生徒の多くは、学習にきちんと取り組みながらも、強豪のクラブで活躍して文武両道を実践しているそうです。「学習はもちろん大事ですが、それ以外に夢中になれるものを見つけて、充実した中高生時代を過ごしてほしいと願っています。勉強・部活動・行事など、さまざまな経験を通して生徒一人ひとりが輝けるよう、教職員一丸となりサポートしています」と波平先生は締めくくりました。
90%以上の生徒が加入するなど部活動も活発。2016年には高校の硬式野球部が甲子園初出場を果たしたほか、高校の男子バスケットボール部は全国大会優勝経験のある強豪です
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