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学校説明会レポート
明治大学付属中野中学校
2021年8月26日(木)
明治大と連携したキャリア教育により、「知・徳・体」のバランスがとれた男子を育てる
東京・東中野にキャンパスを構える明治大学付属中野中学・高等学校は、3校ある明治大学の付属校のなかで唯一の男子校です。明治大学との連携を密にした中高大10か年の一貫教育体制の下、「知・徳・体」をバランス良く鍛える全人教育を実践しています。
オンラインで開催されたこの日の説明会で、入試広報委員長の佐々木孝彦先生は、校歌にもうたわれている建学の精神「質実剛毅・協同自治・修学錬身」について、「生徒にもわかりやすいように、『みんなで仲良く 正直に 真面目に 精一杯努力しよう』と言い換えて学園の合い言葉としています」と紹介しました。さらに、2020年度に校長に就任した清水孝先生が定めた「自ら課題を見つけて探究し、生涯に亘って学び続ける姿勢を養い、挨拶・礼儀・節度を身に付けた、人や社会とのつながりを意識し、他者を尊重でき、想定外、予測不能なことに対峙し乗り越えられるたくましさを備えた生徒を育てる」という教育目標にも触れ、「なかには『あいさつをきちんと』『時間やルールを守る』『中高生にふさわしい身だしなみ』といった生活指導を厳しいと感じる生徒もいます。しかし、卒業生たちは『それらを身に付けさせてくれたことを社会に出て感謝した』と言ってくれます」と結びました。
学習面では、「みんなでゆっくりじっくり学ぶ教育」をモットーに、進学クラスや習熟度別クラスは設けず、全生徒が共通のカリキュラムに従い、同じスピードで学びます。その一方で、早朝や放課後、長期休みなどには指名講習や希望者講習を開講し、個々の生徒の学力に合わせてフォローしています。さらに2021年度入学生からは、すべての生徒にiPadを貸与しました。活用の場は学習以外にも広がっているそうです。
実践的な英語教育にも力を注いでいます。中1・2の英会話の授業は1クラスを2分割した少人数体制で、ネイティブ教員が担当します。さらに、1対1のオンライン英会話(中3~高2)やネイティブ教員による英作文添削(中3以上が対象)も導入して、4技能をバランス良く伸ばしていきます。希望者を対象にした語学研修も充実しており、高校進学前の春休みには希望者を対象にニュージーランドで11日間のホームステイを実施。アメリカ研修(高2・3希望者対象)は語学の習得にとどまらず、異文化体験・キャリア教育を盛り込んだ14日間のプログラムとなっています。「2020年度は残念ながらすべてが中止となりましたが、新たに、3か月のカナダターム留学も準備しています」との報告もありました。
さらに、学校行事も多彩で、入学直後のオリエンテーション合宿、長野県の「岳明寮」を利用した移動教室(中1・2、高1)、修学旅行(中3は京都・奈良、高2は沖縄)、スキー・スノーボード講習(中1~高3希望者対象)などの宿泊行事があります。さらに、生徒主体で行われる桜山祭(文化祭・体育祭)や東京六大学野球応援(高1)、校外の学習施設に出向く「教科見学会」(中1・2・高1)なども行われています。
大学付属校ならではのキャリア教育も特徴の一つです。明治大学の講義を聴講できる「公開授業聴講」、理工学部・農学部のキャンパス見学、全10学部の内容を紹介する「明治大学特別進学講座」などがあるほか、高校在学中に簿記などの資格取得も可能な講座なども開講されています。また、職業体験、進路セミナー、OBガイダンスなど、卒業後の学びや就きたい職業について意識させる機会も豊富です。
なお、明治大学への内部推薦の可否は、高校3年間の学業成績のほか推薦学力テストの結果などで判定され、例年、卒業生の約8割が進学しています。もちろん、他大学をめざす残りの約2割の生徒にも個別に対応します。また、一部の国公立大学などへは明治大学への被推薦権を保持したままの受験も可能とのことです。
2018年に完成した新校舎は、人工芝のグラウンドや講堂を兼ねる体育館・柔道場・剣道場・温水プールなど施設面も充実。19の運動部と16の文化部があり、中学のクラブ加入率は9割を超えます
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