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学校説明会レポート
聖園女学院中学校
2021年9月8日(水)
生徒一人ひとりが踏み出して、「自分の使命」を見つける学びを学校全体でサポート
カトリック女子修道会「聖心(みこころ)の布教姉妹会」によって、1946年に高等女学校として創設された聖園女学院。1948年に新制の中学校・高等学校となり、1976年より完全中高一貫教育を開始しました。「信念・精励・温順」を校訓に、カトリック精神に基づいた人間形成をめざしています。
オンラインで行われたこの日の説明会の冒頭で、校長のミカエル・カルマノ先生があいさつに立ちました。宣教師が設立したミッションスクールの目的を「Find your mission!」ということばで表したカルマノ先生は、2019年に新たに掲げられた同校の教育目標「踏み出す人に」について、「目的に向かう道をみずから踏み出す人になってもらいたい」という思いが込められていることを強調しました。そして、「聖園女学院のミッションは、生徒一人ひとりが踏み出して、自分の使命を見つける学びをサポートすることです。このミッションが入学する生徒に役立つよう望んでいます」と結びました。
続いて、入試広報部長の小倉茂敬先生より、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下における授業について説明がありました。2017年度からすでに生徒全員にiPadを、2020年度からはポケットWi-Fiも貸与するようになった同校では、オンラインと対面によるハイブリッド授業を展開しています。オンライン授業では通常の学科の授業はもちろん、理科の実験、英会話、家庭科の実技も取り入れているそうです。
ドイツ、アメリカ、中国などさまざまな国からの帰国生が在籍する同校では、英語・国際教育も盛んです。中学の英語は、講読3時間、英文法・語法2時間、英会話1時間の週6時間が設定されています。なかでも英会話は15名ほどの少人数制で行い、ネイティブスピーカーの専任教員3名が手厚くサポートしています。入学時、すでに高い英語力を持っている生徒向けにAdvanced class of English(ACE)「取り出し授業」を実施。努力次第で誰でも、このクラスに入るチャンスが開かれています。また、iPadを活用し、海外のネイティブスピーカーと月1回、マンツーマンでの英会話レッスンを実施しているほか、今年度からはオンラインで数千冊の洋書を多読・多聴できるアプリも導入しました。また、昼休みと放課後にネイティブ教員と英語を使って、歌やゲーム、季節のイベントに加え、プレゼンテーションやディベートなどのアカデミックスキルも身につける「Misono English Academy」では、いつでも誰でも“ミニ留学”を体験できます。
2022年度入試の変更点についても説明がありました。2月1日午後に行われる1次Bは従来の総合力入試に加え、国語・算数の2科でも受験が可能となります。総合力入試は試験時間が10分間短縮され、50分(100点満点)になるとのことです。また、1日午前の1次Aと2日午前の2次Aは2科・4科選択制ですが、4科の理科・社会の問題冊子が合冊となります。また、複数回を受験した場合、各回・各教科の結果の最高点で合否判定を行う「いいとこどり」が採用されます。そして、1次Bの2科と2日午後の2次Bの2科では英語検定加点制度が新たに導入されることになりました。英検®取得者には、5級は5点、4級は10点、3級は20点、準2級は30点、2級以上は40点が加算されます。また、1月22日に実施される面接は、受験生1名に対し面接官2名が担当し、約5分間で行われます。該当日に都合が悪い場合には、入試当日に面接を受けることも可能です。
最後に、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」の日本代表に選出され、2022年3月にイギリス・ロンドンでの約2週間の留学に出発することになった高1生が登場。「教育にかかわる仕事に就いて、子どもたちの可能性を広げる力になる」という目標に向けて、「将来の夢をかなえるために必要な力を身につけ、留学中に一つでも多く新たな世界を発見する」というテーマで留学計画書を作成したことを語りました。同校の充実した英語教育や、ニュージーランド・カナダへの留学制度といった恵まれた環境が、今回のチャレンジへの後押しとなったことが報告され、希望に満ちた聖園生の姿が見られました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
鳥獣保護区の広大な緑に囲まれた気持ちのいい聖園の丘。かわいい野鳥たちがさえずり、四季の草花が楽しめるキャンパスです
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