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学校説明会レポート
淑徳巣鴨中学校
2021年9月13日(月)
「気づき」を促す多彩な取り組みが、生徒一人ひとりの総合的人間力を伸ばす
1919年、社会事業の先覚者である、浄土宗僧侶の長谷川良信が設立した社会福祉施設「マハヤナ学園」内に開設された学校から発展した淑徳巣鴨中学高等学校。「自分を取り巻くすべてのことに感謝し、ご恩返しすること」を意味する「感恩奉仕(かんのんほうし)」を校訓とし、社会に有為な人材の育成をめざしています。
この日のオンライン説明会で入試広報部長の石原克哉先生は、「AI時代の到来により、10年後、20年後には、わたしたちが予想もしなかった世の中になっているかもしれません。このような時代に対応するには、主体性を持って表現する力や、国境・文化・言語の垣根を超えた価値観のなかで活躍できるような力を養う必要があります。そういった力を、創立以来100年以上続く本校の情操教育や『気づきの教育』で育んでいくつもりです」と話しました。
気づきの教育とは、「教えてもらうだけではなく、自分で気づき、興味・関心を深めて、能力を伸ばしていく」ものです。同校には、その「気づき」のきっかけとなるさまざまな“仕掛け”があります。たとえば、中1では、自分の過去を振り返り、友だちの前でプレゼンテーションする「自分史ワーク」に取り組み、中2では、今年度より1人に1台配布したタブレットパソコンを使って、「学校」をテーマに、映像や音楽をつけて発表する「ムービーワーク」などを実施します。中3では、社会に目を向けた内容の卒業論文に取り組み、プロジェクターを用いて、後輩や保護者の前でプレゼンテーションを行います。このようなさまざまなプログラムをきっかけに、生徒一人ひとりが「気づき」を得て、自分の可能性を最大限に引き出せるように促しています。
グローバル教育にも注力しています。英語教育では複数のネイティブ講師が常駐し、常に英会話ができる環境を整え、総合的な英語力を伸ばしています。また、国内で英語漬けの2泊3日を過ごす「イングリッシュキャンプ」(中2)、ホームステイをして異文化に触れるアメリカ修学旅行(中3)、イギリス修学旅行(高2)など、実践の場も多彩です。
学習指導については、中学生のうちに自主的に学習する習慣を身につけることを第一目標としています。そのため、日々の学習生活や今後の目標を記録する「チャレンジノート」を活用しています。このノートは、教員と生徒のコミュニケーションツールにもなっているそうです。さらに、今年度より放課後の学習支援の一環として「SSED(Syukutoku Sugamo Eureka Dream)プログラム」を導入しました。これは、生徒の特性や希望に合わせて、三つの個別指導(質問型・カリキュラム型・AI教材型)を組み合わせることで、学習習慣を定着させ、基礎・応用力を向上させるというものです。また、5学期制を採用し、約2か月ごとに定期テストを実施して、振り返り学習を徹底しているほか、定期試験1週間前の土日には同校を卒業した大学生をチューターとして迎え、学習を支援する「SSC(SATURDAY SUNDAY CLUB)」を行うなど、フォロー体制も万全です。
「気づき」の教育は進学指導にも反映されています。たとえば、各界で活躍する社会人や、東京大学をはじめとする大学の先生を講師に招いての「スポンサー講座」を開講し、自分の進路への「気づき」の場を提供します。また、生徒一人ひとりの志望進路を複数の教員がナビゲートする「JKS(受験校サポートシステム)」もあり、同校のアリーナでは多数の有名大学を招いて「大学入試相談会」なども開催されます。このように、それぞれの生徒に合った進路に導くためのサポート体制も充実しています。「今春は国公立大学や難関私立大学への進学者が例年より多くいましたが、こうした『気づき』に導くサポート体制があるからかもしれません。本校は今後も教育内容をより進化させていきます」と石原先生は話を結びました。
池江璃花子選手が所属していた水泳部など全国レベルで活躍するクラブもあります。勉強だけでなく、学校生活のさまざまな場面で活躍する生徒を「ベストスチューデント」として表彰する制度も設けています
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