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学校説明会レポート
跡見学園中学校
2021年9月22日(水)
「本物に触れる」ことで「頭でわかる」だけでなく「心に刻む」学びに
跡見学園中学校高等学校の歴史は、明治時代の教育者であり、画家や書家としても活躍した跡見花蹊(かけい)が1875年に開校した「跡見学校」に始まります。開校当時から使われていた「ごきげんよう」のあいさつ、そして先輩が後輩の面倒をみる、姉妹のような「あね・いもと」の関係は、今もなお受け継がれています。
この日、オンラインで開催された説明会は、校長の松井真佐美先生のあいさつから始まりました。松井先生は「新型コロナウイルス感染症の流行などで、受験生の皆さんは不安な思いをすることもあると思いますが、くれぐれも健康に気をつけてお過ごしください」と励ましました。
続いて、入試広報担当の先生が教育内容について紹介。「本物に触れる」ことを大切にしている同校では、さまざまな場面で本物を自分の目で見て、耳で聞いて、手で触って、心に感じる学びを大事にしています。たとえば、さまざまな古典芸能を鑑賞するほか、理系分野では、自然のなかでフィールドワークに取り組む「サイエンス探究教室」をはじめとする実験や実習を数多く行います。芸術分野では、毎年ホールを借り切って、クラシック音楽やバレエといった西洋の芸術に触れる機会を設けています。
一方、同校の教育の特色の一つとして紹介されたのが、正課の授業外で行われる「放課後プログラム」です。有料プログラムとして、茶道・箏曲・華道などの伝統的な日本文化を学ぶ講座があるほか、英語検定講座も行われています。無料プログラムでは、中1~3生対象の「中学補習」、国公立大学や難関私立大学を志望する高2・3生を対象に、国語・理系数学・文系数学・英語の実戦的な受験対策を行う「難関大学受験クラス」、ネイティブスピーカーが多読・ライティング・リスニングの指導を担当する「English channel」などが開講されています。生徒は多彩なプログラムのなかから自由に選んで受講でき、部活動や委員会活動と調整しながら積極的に参加しています。
また、生徒一人ひとりが確かな学力を身につけられるよう、数学や英語などでは習熟度別の授業が行われています。さらに、「中だるみ」が懸念される中3と高1では選抜クラスを設け、高い目標に向かって切磋琢磨できる環境を整えています。長期休暇中にもさまざまな講習を開講し、医療系の学部・学科をめざす生徒には面接のガイダンスも実施するなど、希望進路の実現をサポートしています。
進学指導について、入試広報担当の先生は「安心してチャレンジできる環境があります」と強調しました。それが、跡見学園女子大学への内部進学の権利を保持しながら他大学への挑戦もできる優先入学制度です。実際に内部進学するのは卒業生の1~2割で、残りは他大学に進学していますが、内部進学の権利があることで、生徒たちは安心してさまざまな大学にチャレンジできるとのことです。近年は医学・歯学・薬学・看護といった医療系の学部・学科への進学が増加傾向にあるそうです。
入試制度についても説明がありました。同校では2科4科選択制の一般入試のほかに、さまざまな選抜方式があります。思考力入試では「情報を整理して考察する力」「みずから課題を発見する力」「考えを自分のことばで発信する力」が問われます。英語コミュニケーションスキル入試では、英検®3~4級程度のレベルの筆記試験と面接が課されます。この入試で合格して入学した生徒は、英語取り出し授業の対象となります。国語重視型入試は算数と国語の2科で行われますが、合格者の4割程度が国語1科目の得点で決まるそうです。特待入試については「目安として得点率が85%以上であれば特待合格となり、年間授業料が半額免除(進級時再審査あり)されます。特待合格に届かない場合でも、基準の得点に達していれば一般合格となるので、積極的にチャレンジしてください」と説明がありました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
校舎の前に広がるグラウンドは、中高合同で体育祭を行える広さがあり、春には桜が咲き誇ります
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