- Top
- 学校行事/学校説明会
- 長崎日本大学中学校:学校説明会レポート
学校説明会レポート
長崎日本大学中学校
2021年10月26日(火)
体験を重視したプログラムで「発信力」を磨き、「輝いて生きる力」を育む
長崎日本大学高等学校・中学校は、長崎県諫早市にある日本大学の準付属校の一つです。1967年に高校が開校し、1991年に中学校が併設されました。同校では個性豊かな仲間が集う「生徒が主役」の学校づくりをめざし、面倒見の良い、温かい教育を大切にしています。
オンライン説明会であいさつに立った校長の池内一郎先生は、県外のご家庭の保護者に向けて、「中学段階でお子さんが親元を離れることを心配なさる方もいらっしゃると思いますが、子どもにとっては大きな成長のチャンスになると考えています。自然に恵まれた教育環境のなかで、先進的でレベルの高い学びを準備して、お待ちしています」と語り掛けました。
続いて、中学入試広報主任の近澤侑司先生から中学入試に関する話がありました。2022年度の首都圏入試は、1月6日に日本大学経済学部(東京都千代田区)と日本大学生物資源科学部(神奈川県藤沢市)の2か所の会場で実施されます。入試問題の傾向や学習奨学生制度についての説明とともに、「会場内には時計がないので、必ず持参すること」「コンパスや定規などの文房具は使い慣れたものを用意しておくとよい」といった当日の注意やアドバイスも伝えられました。
次に、クリエイトコース長の副嶋直美先生が登壇し、教育の内容について説明しました。同校では「至誠・勤労・創造」という校訓に基づき、「至誠」にかかわる自律力・共生力・協働力、「勤労」にかかわる判断力・自己向上力・社会貢献力、「創造」にかかわる思考力・開拓力・表現力・発信力を「挑戦すべき10のテーマ」としてパフォーマンス課題に設定。体験を重視したプログラムを通して「輝いて生きる力」を育んでいます。たとえば、「CAT(Communicative Ability to Take off)PROJECT」では「伝える」機会を数多く設定し、発信力を鍛えます。中高を縦断して学ぶ「先輩学」もその一つ。中3の生徒が高校生の先輩からコース選択や文理選択などのアドバイスをもらう「座談会」、高校生が中学生に教える「授業体験」などを実施しています。副嶋先生は「この『先輩学』は、高校生にとっては発信力を鍛えることができ、中学生はその発信力をお手本にできる、中高一貫校ならではの体験学習です。今後は、社会で活躍する卒業生の講演会の開催も企画しています」と話します。
授業や行事を通して身につけた「発信力」は、同校独自の英語教育プログラム「GEP(Global Education Project)」の活動でも効果を発揮しています。GEPは、英語でのコミュニケーション能力を高めると同時に、国際的な視野を持つ真の国際人への成長をめざすプログラムです。中1の「英語劇」「English One Day」に始まり、中2では外国人留学生に英語で観光地を案内する「長崎英語さるく」を実施。中3・高1でも留学生に向けた英語でのプレゼンテーションの機会を持ち、集大成となる高2のオーストラリア語学研修では、現地の高校生とディスカッションを行います。また、同校では「発信力」をさらに伸ばすために、すべての教科の基礎となる「言語技術教育」のカリキュラムを導入し、世界標準の言語教育も実践するようになりました。
高校進学時には、希望する進路に合わせてコース・科を選択します。日本大学への推薦入学制度もありますが、中学からの内部進学生は、その約7割が国公立大学や最難関の私立大学、医学部医学科をめざす「クリエイトコース」に進むそうです。中学・高校の6年間が途中で分断されず、継続した余裕のある学びができることによって、入学後に大きく学力を伸ばす生徒も多く、今春も東京大学、九州大学、長崎大学をはじめとした国公立大学や、医歯薬系大学・学部に現役合格者を輩出しています。
部活動も活発で、来年4月からは、中学校に軟式野球部が創設されるとのこと。副嶋先生は、「平日は授業が7限まであるうえ課題も多く出され、火曜日と木曜日には放課後講座もありますが、生徒たちは文武両道を実現しています」と語りました。
2018年に完成した校舎は、全教室にプロジェクターを完備。1人1台のノートパソコンを活用しています。また、日本大学付属校の特徴を活かし、中高大連携教育も充実しています
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎