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学校説明会レポート
富士見丘中学校
2021年10月18日(月)
外国人教員と連携した新旧融合型の英語教育で4技能をバランス良く鍛える
「国際性豊かな若き淑女の育成」をめざし、生徒一人ひとりの個性や資質に合わせた教育を実践する富士見丘中学高等学校。2015年から5年間、スーパーグローバルハイスクール(SGH)認定校として実績を残しました。そして、昨年度は、グローバル人材を育成する文部科学省の新たなプロジェクト「ワールド・ワイド・ラーニング(WWL)コンソーシアム構築支援事業」のカリキュラム開発拠点校に選ばれました。
オンライン説明会の冒頭、校長の吉田晋先生は「先日、末松信介文部科学大臣が来校され、本校の英語4技能を養成する授業や、ICTを駆使した授業をご覧になりました。高い評価をいただきましたが、その理由は本校の教育内容だけではなく、それぞれの夢を実現させようと努力する生徒の姿にあります。学校見学の際にはぜひ、そうした生徒たちの様子をご覧になってください」と話しました。
その教育内容については、教務部長の関根淳先生が紹介しました。学校推薦型選抜や総合型選抜が拡大している近年の大学入試の傾向に触れた関根先生は、小論文や口頭試問、英語資格の有無などを軸として評価されると指摘したうえで、「これからの大学入試では、『自分の将来の目標や考えをしっかりと持っているか』『英語資格を取得しているか』が鍵となります。本校が教育の三本柱に掲げる『探究学習』『ICT教育』『英語4技能教育』は、今後の大学入試対策にもつながるものです」と強調しました。
まず、探究学習の取り組みとして挙げたのは、中1から高2までを対象とする自主研究「5×2」というプログラムです。これは、自分で決めたテーマを1年がかりで研究し、その内容を発表するというものです。教員や外部の講師の指導を受けながら、自主性・考察力・プレゼンテーション力・他者と協働する力などを身につけていきます。ICT教育については、中1から全員がノートパソコン所有し、日々の学習やプレゼンテーションに活用しています。英語の音読の指導も、家庭で録音したデータのやり取りでスムーズに行えるため、発音や聞き取り能力の向上に効果を発揮しているそうです。また、英検®やTOEFL®をはじめとした各種の資格検定試験はコンピューター画面上で操作して解答する形式にシフトしているため、パソコンを利用した「自宅でできるスピーキングテスト対策」も実施しています。
英語教育については、英語科主任の町田寛未先生が説明しました。同校では、英文法や長文読解の問題のプリント学習、単語テストといった従来型の取り組みと、アクティブ・ラーニング型の授業を組み合わせ、新旧融合型の英語教育を実践しています。たとえば、中2~高2の全生徒を対象にした週1回のマンツーマン英会話「Online Speaking」では、生徒は話せなかった内容や理解できなかった表現を「振り返りシート」に記入します。それを教員が添削し、翌週の授業での技能の向上につなげます。また、「週末エッセイライティング」では、中1・2は英語日記を、中3~高2はエッセイを書き、教員から解説と講評を受けます。文法は、日本人教員の授業で扱いますが、学んだ事柄は直後の英会話の授業に取り入れられ、表現の幅を広げる機会となっています。このように、4技能すべてを関連させて充実した英語教育を実践しています。そのほかにも、辞書を使わずに洋書多読に取り組む「Extensive Reading」、希望者は毎日通える「放課後英会話レッスン」など、英語力を向上させるためのプログラムが充実しています。
2022年度からの中学校の英語の授業は「一般コース」のほか、従来の「英語特別コース」を「A(英検®4~3級)」「B(英検®3~準2級)」「インター(英検®2級以上)」に細分化した4コースに分かれて行う予定です。生徒それぞれの資質に合わせてきめ細かい指導を行います。町田先生は「一般コースも含めた全生徒の約7割が、中学卒業の時点で英検®準2級を取得しています。本校では、入学時の英語のレベルに関係なく、どの生徒も4技能をバランス良く伸ばせるような指導を行っているのでご安心ください」と結びました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
「笹塚」駅から徒歩5分の通学に便利な場所に位置。海外大学進学に向けて、TOEFL®、IELTS対策の「Academic English」や「SAT Math」も設置されています
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