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学校説明会レポート
横浜雙葉中学校
2021年10月5日(火)
「ありのままの自分」を原点に
自己肯定感や知性・感性を育む
17世紀に創設されたフランスの修道会「幼きイエス会」を母体とする横浜雙葉中学高等学校。キリスト教に基づく人格教育に力を入れる一方、充実した教科教育・体験学習・行事などを通して、国際社会で活躍する女性の育成に努めています。
オンラインで開催されたこの日の説明会は、サピックス教育情報センター部長の広野雅明先生による同校の入試解説から始まりました。広野先生は実際の解答用紙を示しながら、「算数の解答欄は解法を書くスペースが広く、途中式や考え方も採点の対象になります」「国語も記述重視です。漢字・語句も含めて、総合的な国語力を身につける必要があります」などとアドバイスしました。
続いて、校長の藤原恵美先生が登場。同校に受け継がれている「人はありのままの存在そのものがすばらしく、それぞれ才能があり、みんな違った魅力を持っている」というキリスト教の基本理念に触れ、「この理念こそが自己肯定感の源です。それを高めることで、周囲の人々に共感できるようになり、コミュニケーション力や知恵が培われていくのです。生徒たちには中高6年間で自分の存在価値をしっかり見つけてほしいと願っています」と語りました。
さらに、女子校の魅力として、藤原先生は「性別や固定観念にとらわれず、何にでも挑戦できる場所であること」を挙げました。同校から理系学部や医学部への進学者が多いのは、「女子だから」というくくりがないことも少なからず影響しているとのことです。
小テストや補習を頻繁に行い
英語の基礎力を定着させる
続いて、昨年春の休校期間中に行われたオンライン授業に触れた藤原先生は、「今後も、オンラインと対面のそれぞれのメリットを生かして充実した教育を行っていきたいと考えています」と力強く話しました。オンライン授業の実施にあわせてICT環境をより充実させている同校では、今年度より生徒全員にノートパソコンを配布しました。また、各クラスから2名ずつICT委員を選出し、委員の生徒がそのわかりやすいマニュアルなどを作成しているそうです。
一方で、対面授業の重要性についても強調します。藤原先生は、今年6月に2年ぶりに開催された球技大会でのエピソードを紹介しながら、「友だち同士で楽しんでいる生徒たちの笑顔を見て、あらためて実感したのは、自分の居場所や活躍の場となる学校という存在の大きさです。学校は、生徒一人ひとりが小さな挫折を繰り返しながらも、大きく成長できるような『家庭の次に安心する居場所』です。生徒たちには学校で伸び伸びと育っていってほしいと願っています」と述べました。
最後に、同校が伝統的に力を注いでいる英語教育について説明がありました。中学では1クラスを2分割し、少人数制でていねいに指導します。授業のペースは速いものの、復習すべき内容をしっかり指導し、毎日こつこつと家庭学習に取り組ませて基礎力を定着させます。また、ウイークリーテストを毎週行い、補習の時間に質問への対応をするなど、生徒へのアフターフォローも欠かしません。このほか、中1から高2までの生徒を対象にGTECを受検させ、スコアを参考にしながら、指導方法などを改善しています。藤原先生によると、「高2のトータルスコアは、海外大学への進学をめざせるレベルに達しています」とのことです。
6月24日と25日に開催された球技大会。各クラスが工夫を凝らした応援ボードを掲げるなか、バレーボール、卓球、ソフトボールの熱戦が繰り広げられました
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