受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

須磨学園中学校・夙川中学校

2021年9月4日(土)

同じ教育プログラムで学ぶ
「須磨須磨」と「須磨夙」

 中学開校から18年目を迎えた須磨学園高等学校・中学校は、男女共学の中高一貫校です。今回は、同校を運営する学校法人須磨学園が2019年4月から運営する夙川中学校・高等学校との合同での説明会となりました。

 両校とも神戸市内に所在し、教育プログラムも共通です。須磨学園は「須磨須磨」、夙川は「須磨夙」と、法人名と校名を組み合わせた愛称を持ちます。

 この日の説明会は理事長の泰子先生による須磨学園の概要紹介から始まりました。開校当初から「to be myself,…なりたい自分になる。そして…」をスローガンに、生徒の自己実現をめざす教育を重視。「与えられる学びではなく、主体的な学びと実践的な学びがテーマ。自分の頭で考え、判断し、行動できる力を育てています」と話します。

 その中心には「須磨スタンダードプログラム」と称した教育プログラムがあります。セルフマネジメントの実践やICT教育、異文化交流など全8項目から成り、新しい大学入試制度にも対応しています。入試で求められる主体性、協働性、そして多様性を尊重する精神が身につく工夫を凝らしています。なお、このプログラムは夙川でも導入されているため、どちらの学校に進学しても同じように学ぶことができます。

 続いて、詳しいデータとともに大学合格実績が示されました。2021年度も難関国公立大学や国公立大学医学部医学科への合格実績は好調で、特に国公立大学の推薦入試では大阪大学に10名が合格し、3年連続全国1位になりました。

確認テストを頻繁に実施し
小さなつまづきも見逃さない

 次に、高校教頭の山本理貴先生が須磨学園の教育について詳しく説明しました。山本先生によると、大学受験までの勉強を学校だけで完結するシステムを確立しているとのこと。授業重視で、毎回最後に確認テストを行うなど、小さなつまずきを見逃さない仕組みを整えています。放課後は個別指導や少人数指導、特別講座を実施しており、自習室も夜9時まで利用できます。

 「特別講座の追加費用は一切不要です。学校をフルに活用してください」と山本先生。コロナ禍の休校期間中は生徒全員が持つ学校指定の「制パソコン」「制スマホ」を活用して、いち早く双方向型のオンライン授業を導入しました。

 後半は夙川に絞った説明となりました。「Learning for tomorrow 〜明日への学び〜」というスローガンの下、生徒の個性を伸ばすのが夙川の特徴です。再び登壇した先生は「少人数クラスと手厚い指導で一人ひとりの意欲を引き出すため、夙川の生徒は入学後に驚くほど力を伸ばします」と強調しました。

 最後に、入試対策部部長の乾真大先生から2022年度入試の案内がありました。須磨学園は2021年度からの変更はありませんが、夙川は試験時間や問題の難度などにいくつかの変更点があります。11月実施のプレテストや学校説明会で確認してほしいとのことでした。

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