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学校説明会レポート
金沢学院大学附属中学校
2021年10月30日(土)
2022年春、北陸最大規模の私立大学が中学校を開校。中高大連携による一貫教育が始動
2022年春、石川県金沢市に、中学校寮を備えた新しい中高一貫校が誕生します。2022年に教育学部を新設し、7学部8学科に大学院3研究科を擁することになる金沢学院大学は、北陸エリア最大規模の私立総合大学です。すでに附属高等学校を有していますが、2022年度には中学校を新設し、中高大連携による一貫教育をスタートさせます。
オンラインで開催されたこの日の説明会で、中学校設置準備室の西念佑馬先生は「高校受験に左右されない伸び伸びとした学習環境の下、生徒一人ひとりの個性や興味・関心を尊重しながら、きめ細かい指導を行える学校をつくります」と語りました。その最大の特徴は、学習塾の運営や学習支援サービスを展開する「プラスティー教育研究所」の代表を務める東京大学OBの清水章弘氏が教育アドバイザーとして携わっている点です。清水氏の助言を得ながら教職員が一丸となって教育内容やプログラムを構築する一方、開校後は、清水氏自身や同研究所のスタッフも教壇に立ち、「考えることを楽しむ授業」をしていくそうです。
中学校には、国立大学・医学部・難関私立大学への進学に対応した「特進コース」と、スポーツや芸術などの個性や才能を伸ばす、大学までの10年一貫教育を前提とした「総合コース」の2コースが設置されます。西念先生は「各コース35名、計70名の募集定員に対して、すでに24名の教員を採用しました。さらなる増員を予定しており、徹底した個別指導、少人数指導を実践できる体制を整えていきます」と説明しました。
週34時間の授業数を確保する「特進コース」では、英語・数学を中心に先取り授業を行い、中3の1学期までに中学3年間の学習範囲を学び終えます。また、プラスティー教育研究所の講師による「速習講座」を週1コマ導入し、カリキュラムを統一した「学校・塾一体型」学習システムの下、大学受験を見据えた学力を養成していきます。一方の「総合コース」では、英語・数学・国語を中心にチームティーチングを実施します。「苦手科目は基礎からしっかり、得意科目はどんどん高みに」をモットーに、きめ細かい指導で生徒一人ひとりの可能性を伸ばす方針です。
一方、「総合コース」では、原則として全員が部活動に参加し、芸術やスポーツなど好きなことに打ち込めるようにします。多くのオリンピック代表選手やプロ選手を輩出している金沢学院大学の指導者による質の高い指導を受けることができます。
「真の学力」を身につけさせるため、探究型・対話型の学びにも力を注ぎます。英語では週1コマ(特進コースでは2コマ)、ネイティブ教員によるオーラルコミュニケーションの授業を実施して、「臆せず語る」英語力とコミュニケーション能力を養成します。また、大学教員によるプログラミング授業では論理的思考力を伸ばすとともに、学年ごとでの目標を定めてジュニア・プログラミング検定にも挑戦します。さらに、大学の研究室と連携した課題研究活動「KGゼミ」では、地元・金沢の歴史や文化、あるいは地域的課題を題材にテーマを設定し、調査・研究・表現へとつなげる実践的な学びを展開していきます。
キャンパスから徒歩15分程度の場所に、3階建ての生徒寮「中学清鐘寮」も新設されます。寮監の望月尚志先生は「定員は200名で、男子寮・女子寮とも冷暖房完備の完全個室です。寮監・寮母のほか、教員も加わって24時間体制で生徒を見守ります。共同生活で得られる仲間は一生の宝物となるでしょう。感謝の心や思いやり、自律心を養えるのも生徒寮のメリットです」と語りました。また、毎日の寮内学習の時間は、同校の教員や金沢学院大学教育学部教育学科の学生たちが個別の学習サポートにあたる予定です。
2022年度の石川県外で行われる入試は、1月7日の入試Ⅱ(東京・愛知・大阪)と、2月7日の首都圏入試の2回です。入試での成績優良者とスポーツなどで実績のある受験生には、授業料等が免除される特待生制度もあります。
人工芝の金沢学院グリーンフィールドに隣接する中学清鐘寮には200室の個室があり、Wi-Fiを完備。万全のサポート体制の下、寮内学習のための学習室も5室用意されています。仲間との共同生活を通して、自律性や協調性を育みます
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