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学校説明会レポート
文化学園大学杉並中学校
2021年11月9日(火)
〝みずから学ぶ力〟を培う
アクティブ・ラーニングに注力
文化学園大学杉並中学校は2014年にカナダのブリティッシュコロンビア州(BC州)の海外校として日本国内で初めて認定され、Bunka Suginami Canadian International School(BSCIS)という校名が加わりました。高校に設置されたダブルディプロマコースの生徒は、文化学園大学杉並高校とBSCISの両校に在籍し、日本のカリキュラムと同時進行でBC州教員による授業を受けます。卒業時に日本とカナダの両方の高校卒業資格を同時に取得すると、海外大学へはBC州の生徒として直接出願できるうえ、早稲田大学など国内の一部の大学へは帰国生としての受験も認められます。
説明会の冒頭、校長の松谷茂先生はダブルディプロマコースの教育について紹介しました。例年、カナダの教育省から7〜8名の教員が派遣され、生徒が主体となって取り組むPBL(課題解決型学習)とアクティブ・ラーニングを中心とした授業が行われています。
また、2020年度から中間試験を廃止し、その分の時間を、英語力を向上させるための取り組みや、探究学習に充てているそうです。松谷先生は「生徒たちは活発に意見を述べ、自分の考えを文章にまとめたり発表したりして、〝みずから学ぶ力〟を培っています。一人ひとりが何事にも明るく、前向きに取り組むのが本校の特徴です」と語りました。
習熟度別・少人数制で英語を学び
「ツールとしての英語力」を養う
続いて、入試広報部長の西田真志先生が、学校概要について説明しました。英語は習熟度に応じてクラスを分け、少人数制で授業を実施します。英語初心者向けの「Starter7」では、ネイティブ教員主導型の授業が週7コマ、日本人の教員による英文法の授業が週2コマあります。一方、英検®2級以上を取得した生徒が対象の「Advanced7」では、BC州の教員によるLanguage Arts(言語技術)が週8コマ、ネイティブ教員による英文法の授業が週2コマ行われ、どのクラスもペアワークやグループワークによって発信力を高めているのが特徴です。
また、2021年度より英検®2級以上を取得した生徒を対象に、BC州のカリキュラムで学ぶ「DD7」が新設されました。DD7では英語が週10コマ、Mathが週5コマ、Scienceが週2コマあり、すべてBC州の教員が指導します。
中2からは「ダブルディプロマ準備コース」と「中高一貫コース」のいずれかを選択します。このうち、ダブルディプロマ準備コースでは、BC州のハイレベルな教育メソッドで英語力を高め、多角的な内容を「英語で」学びます。一方、中高一貫コースでは、きめ細かい指導で基礎学力を養います。英語以外のカリキュラムは共通で、どちらのコースでも高校内容の先取り学習が行われます。高校では、文化学園大学や中堅大学を希望する生徒向けの「進学コース」、国公立大学・難関私立大学をめざす「特進コース」、海外大学や難関私立大学を目標とする「ダブルディプロマコース」の3コース制となります。西田先生は「どのクラスにも英語上級者がいるので、生徒たちは互いに刺激を受けながら学習に励んでいます。高校のダブルディプロマコースでは、日本とカナダの両校のカリキュラムを行うので文化の異なる二つの学びが得られ、生徒たちは多面的・複眼的思考力を養うことができます」と説明しました。
また、2021年度からはSTEAM教育(※1)の課外活動「STEAM Play倶楽部」がスタートしました。社会課題探究部門、キャリア探究部門、メイカー(ものづくり)部門、広報・活動記録部門に分かれ、中学生と高校生が協力して楽しみながら活動しているとのことです。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※1 Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の5領域を統合的に学ぶ教育手法。
主体的・協働的な学びを重視する同校。生徒全員が所有するタブレット端末など、ICT機器を効果的に用いながら活発な授業を行っています
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