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学校説明会レポート
六甲学院中学校
2022年8月30日(火)
他者のために、他者と共に
社会で輝くリーダーをめざす
六甲学院はカトリック修道会のイエズス会によって1937年に創設された男子進学校です。イエズス会の精神「Man for Others, with Others(他者のために、他者とともに生きる人間)」を教育目標に、他者に仕え、社会に貢献できるリーダーを育てようとしています。入試広報室長の四宮豊先生は、最初に学校の特色を説明。温かな雰囲気の礼拝堂をはじめ、蔵書約6万冊を誇る図書館を備えた学習センター、いつでも質問や相談ができるオープンな職員室など、校内の様子を、動画を交えて紹介しました。
生徒主体の活動が活発なのも同校の特徴で、その代表的な取り組みが訓育活動です。「上級生が下級生を指導する放課後の清掃も訓育の一環。一緒に掃除をすることに意味があります」。登校指導やあいさつの励行も生徒の代表からなる訓育委員が先頭に立ち、校内規律を維持する伝統が受け継がれています。
学習面では、思春期の男子を知り尽くした教員が中高一貫教育の利点を最大限に生かした指導を行っているそうで、「質の高い授業には自信があります。追試や補習も手厚く行って、しつこく面倒を見ます」と力を込めます。こうした指導を背景に、生徒の約6割が国公立大学に現役合格するなど、2022年度の大学合格実績も好調でした。また、同じイエズス会の上智大学には最大10名の特別推薦枠が用意されているそうです。
生徒が生徒を育てる仕組みで
互いに刺激を与えながら成長
中1生のクラスに1名ずつ配置される「指導員」も、六甲学院の伝統です。人物・学力ともに優れた高2生から選ばれる指導員は、入学式から1学期終了まで毎日、朝礼前・昼休み・放課後を中1生たちと一緒に過ごし、学習面や生活面でのアドバイスをします。夏のキャンプにも同行し、自然のなかで手作りのいかだに乗ったり、天体観測をしたりするキャンプをリーダーとしてサポートします。
「六甲学院では生徒が生徒を教えることを大切にしています。訓育活動や指導員はその一環。教える力はもちろん、教わる力も育んでいるのです」と四宮先生は言います。指導員の生徒がやりがいや自分自身の成長について語るインタビュー映像を映し出しながら、さらに説明を続けました。
学校行事は、6月の体育祭は高3生が、秋の文化祭は高2生がそれぞれ中心となって、中高生が一緒につくり上げます。「他者と協力しながら、生徒が生徒を育てる仕組みを大事にしています。行事だけでなく、日々の学校生活すべてにおいて、生徒たちは互いに刺激を与え合いながら成長します」
そんな日々の様子を学校のオフィシャルSNSで発信しています。「公式インスタグラムやツイッターで何げない日常を紹介しています。ふだんの生徒たちの様子をぜひ見てください」と呼び掛け、説明会を締めくくりました。
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