受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

高槻中学校

2022年11月13日(日)

充実した教育環境のなかで
「最優の進学校」をめざす

 1940年に創立された高槻中学校・高槻高等学校は、長く男子校としての歴史を重ねてきましたが、2017年4月に共学化され、現在は全学年が男女共学で学んでいます。創立80周年を迎えた2020年に校舎の改修が終了し、充実した教育環境が整いました。

 この日、同校の多目的アリーナで開催された説明会では、まず教頭の平沢真人先生がスライドを交えながら、校内の施設を紹介しました。約6万4000冊の蔵書数を誇る図書館は、今年度から保護者の方も利用できるようになったそうです。

 続いて、教育内容についての説明がありました。同校では、「卓越した語学力や国際的な視野を持って、世界を舞台に活躍できる次世代のリーダーの育成」をスクールミッションに掲げています。平沢先生は、「先端サイエンス教育とグローバル教育を2本の柱とし、『最優の進学校』をめざしています」と話しました。

 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)にも指定されており、同一法人である大阪医科薬科大学との高大連携プログラムを実施。「基礎医学講座」「基礎薬学講座」「医学部実習」など多数の講座が開設されています。また全学年の希望者を対象とした、各界の専門家による特別セミナーを放課後に実施し、多くの生徒が参加しています。

世界を舞台に活躍する
グローバルリーダーを育成

 2020年度からは「ケンブリッジ英語」のカリキュラムが導入され、英語4技能をバランスよく伸ばすために、多読と英会話の時間も設けられています。これらの成果もあり、中3終了時までに、約9割の生徒が英検®準2級を取得。2級の取得者も5割ほどいます。

 また、スタンフォード大学の講師によるオンライン講座をはじめ、ターム留学や海外研修プログラムも充実。今年度からは、同校に在籍しながら、アメリカの「プロビデンス・カントリー・デイスクール(PCD)」のオンライン・ライブ授業を履修することでPCDの卒業資格が取得できる「デュアル・ディプロマ・プログラム」(希望者対象)を導入。全米大学ランキングトップ5%に入るアメリカの19大学への推薦入学が保証されるそうです。

 コースの紹介もありました。中学入学時は全員が「GL(Global Leader)コース」に所属し、中3からは「GS(Global Science)コース」と「GA(Global Advanced)コース」を加えた3コース制となります。

 説明会終了後に行われた校内見学ツアーでは、学校のシンボル的存在である図書館や七つの理科室が並ぶサイエンスストリートなど、魅力あふれる教育環境を確かめることができました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真

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