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- 2011年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡
- 聖光学院中学校 進学:男子校
入室は4年生の秋、サピックスの校舎が我が家の近くに開校した数か月後でした。迷わず入室テストを受けさせましたが、結果は上から二番目のDクラス。先に受けた他塾のテストでは、最上位クラスの入室許可を得ていましたが、伸び代のあるほうがよいと判断し、サピックスに決めました。新設校舎だったため、経験者の方から情報をいただくことができませんでしたが、書籍や雑誌、新聞などで、サピックスの授業や実績の素晴らしさは存じておりましたので、とくに不安はありませんでした。
5年生の春、他塾に通った娘が第二志望の中学に進学。真面目にコツコツ学んでも、最後に追い上げるほかの受験生には勝てないと思い知らされ、息子の志望校についても悩むようになりました。
6年生になってからも、苦手な算数が足を引っ張り続けましたが、模試の判定は第一志望校以外は80%。「第一志望校合格を目標にがんばろう」という先生の言葉を信じました。
夏が過ぎ、秋が来ても、第一志望校の合格確率は40~50%。しかしあきらめず、先生の指示通り、年内に過去問の一巡目を終わらせました。とくに算数の解き直しはていねいにし、質問教室に何度も通いました。
年が明けてからの過去問2巡目では、合格点に届くことも増えましたが、算数に時間をかけすぎたため、理科・社会の知識が抜け落ちてしまい、ミスが続出しました。そのときも、先生の「入試1週間前に『コアプラス』を1巡」という指示を守り、本番直前に取り戻すことができました。
1月校、2月1日校と順調に合格したものの、2日の本命校は不合格。その晩は相当悔しかったようで、珍しく「チクショウ!!」とつぶやいていました。4日は本命校の2回目の入試でしたが、「やるだけはやった」と晴れ晴れした表情で終え、笑顔で3日校の入学手続きをしました。
5日は本命校の2回目の合格発表でした。とうてい合格できるとは思えず、息子に何度も「本当に見に行くの?」と尋ねました。大勢の受験生と保護者、そしてなんと小さく見える掲示板。息子は掲示の紙にゆっくりと近づき、途中であわてて「お母さん、眼鏡!!」と叫びました。眼鏡をかけて、間違いないことを確認した息子は、「あったよ」と小さくつぶやきました。
毎年「受験(合格)体験記」をいただき、拝見してきましたが、娘の経験から「そううまくいくはずがない」という思いがありました。家庭教師をお願いしたとか、両親が難関大卒だとか、何か秘策があるに違いないと。しかし、息子は入試前日まで学校に通いながらの通塾のみで、無事受験校すべてに合格することができました。いまだから言えます。秘策は「先生の指示を必ず守ること」だと。
約3年間お世話になった先生方、職員の皆さま、本当にありがとうございました。息子は「先生のおっしゃる通り、本当に短かったな」と名残惜しそうでした。
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