受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2011年度中学受験  サピックス小学部第22期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校:早稲田大学高等学院中学部/ビリーブ D.T

 少子化で大学全入とも言われる時代に、一人息子の付属中学受験を決めたのは、息子が「将来就いてみたい」といった仕事への夢を実現するために、ぜひ希望する大学に入りたいという、本人の強い思いがあったからでした。
 いい塾は、入室するためのテストがあることは知っていました。早めに入室すれば入りやすいのではないかと思ったこともあり、小学校にも慣れてきた3年生のときに、サピックスへの入室を決めました。正直に申しまして、この時点ではサピックスがどんな塾か、中学受験がどういうものか、あまり理解していませんでした。その年に、中学受験をテーマにしたドラマが放送され、主人公が付属中学を目指す姿を観て、中学受験のイメージをふくらませていたことを思い出します。
 高学年になり、テキストの問題量も多くなってくると、息子が問題をやり残すことが気になってしまい、テキストのすべてをやらせようとしてしまいました。テキストをどこまでこなせばよいかわからなかったのです。いまになって思うと、無理をしてやらせても意味がなかったと反省しています。受験が近くなれば、受験生は言われなくてもやります。息子も、まさに「やるときはやる」という感じでした。当時の私には、それがわからなかったのです。
 いま思い返すと、家庭学習でのテキストの問題の優先順位についても、保護者会でていねいにご指導いただいていたにもかかわらず、当時の私は、保護者会での話もあまり真剣に聞いていませんでした。こんな私が申し上げるのも申し訳ないのですが、保護者会の話をよく聞いて、実践されるのがよいと思います。
 そんな私が、息子を余計な重圧のなかに追い込まずにすんだのは、サピックス準拠の個別指導教室「プリバート」に通いはじめたからでした。当初の目的は、消化不良になりつつあった「復習の復習」のためでした。実際に通ってみると、当初の目的の「復習の復習」のほかに、私が保護者会で聞きそこねていたテキストの問題の優先順位を指導してもらえたのです。このことは、いまになって思うと、とても幸運なことでした。無理な重圧をかけずにすんだことで、スランプもなくなりました。
 6年生になると、さらにテキストは多くなり、授業でテキストの問題の取捨選択の指導をしてもらえます。このころになると、さすがに私も保護者会での話をしっかりと聞いて、すべてのテキストを無理にやらせるようなことはしていませんでした。プリバートの授業前には、その日の指導希望を明確に伝え、効果的な「復習の復習」を積み重ねられていたと思います。手つかずのテキストは、サピックスの授業が一段落する1月末に、問題を絞り込んでまとめて対応しました。
 合格発表では、息子に先に番号を見つけてほしかったので、私が先に番号を見つけましたが、息子自身が見つけるまで黙っていました。
 私自身の反省点もいくつかありましたが、せめて、受験生のスランプの原因となる余計な重圧をかけずにすんだことは、つくづくよかったと思っています。

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