受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2015年度中学受験  サピックス小学部第25期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校:麻布中学校

熱心でユニークな先生方 K.Kさん ●お子さんの名前 Mくん

 息子が、「5年生になったら塾に行き、中学受験したい」と言い出したのは、4年生の夏ごろだったような気がします。妻と相談し、「本人が希望するなら」と、幼なじみの同級生がすでに通っていたこともあり、最寄りのサピックスを選ぶことにしました。4年生の11月に入室テストを受けましたが、問題がかなり難しかったようで、いちばん下のクラスでの入室となるという通知を頂きました(実際のスタート時には一つ上のクラスになりましたが)。
 一方で、受験校の検討も少しずつ始めました。4年生のうちに済ませておいてよかったのは、寮のある遠隔地の学校見学です。小旅行がてら、親子で学園祭の見学に行きました。5年生以降では時間的に難しかったと思うので、4年生のうちに行っておいて正解でした。
 そうこうしているうちに、サピックスでの新5年生の授業が始まりました。本人は授業を楽しんでいたようで、クラスも少しずつ上がっていきました。息子はあまのじゃくなタイプで、「勉強しろ」と言うとへそを曲げるため、学習ペースは基本的に本人の自主性を尊重していました。ただ、5年生のうちに2回ほど「介入」せざるを得ない事態が発生。その際は「学習相談アンケート」用紙を使い、サピックスの先生からアドバイスを頂きました。
 志望校の検討も並行して進めました。候補となる学校の学園祭の見学です。特に、5年生の秋は毎週末をそれに費やし、息子も少々疲れ気味でした。しかし、6年生になると週末にそんな時間は取れないので、5年生のうちにやっておいてよかったと思っています。
 6年生は上位のクラスでのスタートになったものの、すぐに下のクラスに落ちてしまいました。それでも上位のクラスまで「あと少し」の位置にいたので、それほど心配はしていませんでした。麻布中は春に学園祭がありますので、前年に続いて見学に行き、本人もすっかり気に入ったようで、このころには麻布を第一志望にする気持ちが固まっていたようです。そこからは「麻布一直線」のような感じで、他校には目もくれなくなり、果たしてそれでよいのかと逆に心配になって、先生に相談したくらいです(あまり心配しなくてよいという旨のお話を頂きましたが)。
 その後、小学校の夏休みとなりました。お盆の時期のごく短い休みを除いて、ほぼ毎日サピックスの夏期講習があるので、それを乗り切ればよいと思っていました。ところが、「有名中学入試問題集」を順次進めるよう先生からご指示があり、その内容を見ると、計画的にこなさなければ無理と思われたため、進行計画を立ててやらせることにしました。かなり大変な計画でしたが、何とかやり切って、本人も自信がついたようです。
 9月になって上位のクラスに復帰し、SS特訓も始まりました。通っていた校舎では、麻布コースは設置されていなかったので、先生と相談して筑駒・開成コースを選び、適宜、先生に麻布対策をお願いすることにしました。息子は、週末にはサピックスオープンを受験し、受験予定校の学園祭の見学にも足を運ぶなど、忙しい日々をよくがんばったと思います。ただ、過去問をサピックスの指示どおりにやるのはスケジュール的にかなり難しく、一応計画は立てたものの、やはりそのとおりにはいきませんでした。しかし、日々の授業とその復習を優先すればよいとのお話でしたので、その点はあまり気にせずにいました。
 その後、12月には最後のサピックスオープンとマンスリーテストを受けましたが、その成績が振るわなかったため、下のクラスに落ちてしまいました。特に算数の計算ミスが目立ったため、あらためて日々の学習課題への取り組み状況を見たところ、「基礎力トレーニング」のサボりが目立ちました。そこで最後の「介入」を行い、机の周りにあった息抜き用の本などをすべて撤去し、息抜きで認めていた趣味のマンガ描きも制限するルールを決め、我慢させることにしました。これで本人もだいぶ受験生としての自覚が出てきたようです。
 冬期講習と正月特訓は、本人も麻布コースで受講したいと希望したため、近隣の別の校舎に通うことにしました。同じ志望校の仲間と追い込みの学習をすることで、良い刺激を受けたようです。
 とにかく体調管理に気をつけながら、1月受験校も無事合格し、本命の麻布の受験を迎えました。当日の朝は私が学校まで送っていきましたが、サピックスの先生方から熱い激励を頂き、心強く感じたものです。帰りは妻が迎えに行きましたが、顔面蒼白で試験会場から出てきた息子を見てびっくりしたそうです。全力を尽くして問題に取り組んだのでしょう。
 2日、3日と続けて他校を受験し、3日午後の麻布の発表を迎えました。妻から合格の一報をもらい、最も行きたがっていた麻布に合格できたことに、心から安堵しました。
 息子が接したサピックスの先生方は皆さん熱心であり、またユニークなキャラクターの持ち主であることが、彼の話からよくわかりました。親の私たちは保護者会で一部の先生からお話を伺うくらいしか接点がありませんでしたが、息子から「○○先生が今日こんなことを言っていたよ」などと話を聞くたびに、厳しいながらも楽しんで授業を受けている様子がうかがえました。6年生も終わりのころになると、息子の語彙、話題などが大人びたものになってきて、知的な面での成長がうかがえ、受験結果はともあれ、これだけでも大きな収穫だったと感じたものでした。
 私たち夫婦とも中学受験の経験はなく、初めてのことばかりでしたが、貴重な経験をさせていただいたという思いであり、サピックスの先生方には、そのためのよい導き手になってくださったと心から感謝しています。

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