受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2015年度中学受験  サピックス小学部第25期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校:甲陽学院中学校

三人四脚の受験 A.Iさん ●お子さんの名前 Tくん

 1月18日16時、甲陽学院中の合格発表で息子の受験番号を見つけたとき、いろいろな記憶がよみがえってきました。息子の受験勉強は3年前の2月、塾を探すところから始まりました。当時サピックスは、関西での1期生が初めて中学受験をしたという状況でした。
 最初に入室テストを受けた塾はサピックスで、運よく合格したので、その年の春期講習から入室しました。
 3年間、つらいことも多かったと思います。泣いた日も、熱を出した日もありましたが、合格という結果を頂いたので、すべてが報われた思いです。息子のがんばり、熱い思いで支えていただいた先生方の指導(ときに厳しく、ときに優しく)が合格につながったと思います。
 息子の勉強は、完全にサピックス中心で、サピックスで言われたこと以外はやっていません。これは6年生のときも同じです。いまから思えば、4年生は勉強時間に比較的余裕があったのですが、苦しい時期でもありました。勉強に慣れず、サピックスの授業についていくのが大変で、塾の前日に復習が終わっていなくて、夜遅くまで勉強した日もありました。それでもすべてやり切ったのは、親から見ても立派なことだと思います。この時期に、勉強する態勢を整えられたのは大きかったと思います。もちろん、まだまだこの時期は息抜きの時間も多く、友だちと遊んだり、ゲームをしたりもしていました。
 5年生になると、学習する量も増え、ますます大変になりましたが、1週間の計画を作り、きっちり基本を押さえたので、不得意がなくなって、テストの結果も良くなってきました。4、5年生で基礎固めができたのはよかったと思います。4年生の途中、または5年生から入室して、「授業についていけない」という人がいるかもしれませんが、安心してください。先生のおっしゃるとおりにしていれば、数か月後、絶対に克服できています。あとから思えば、「何だったのだろう」という日がきます。
 6年生になると、いよいよ受験です。春から夏は、まだまだ十分な勉強ができたとはいえませんが、SS特訓が始まったころから、受験勉強が本格化しました。家庭にいる時間が少なくなるなか、サピックスの復習、過去問への取り組みと、することは多くなります。子どもなりに優先順位を考え、うまくこなしていました。親の皆さんはびっくりしないで、「できる」と子どもを信じてください。サピックスの卒業生はみんな、通った道です。
 ただ、家庭で勉強できる時間が減るので、苦手科目・分野の克服と、得意なところを伸ばす学習のバランスも考えながら進めるのが大事だと考え、毎週、1週間の予定を作り、子どもと話しながら、こなしていきました。特に、算数の「基礎力トレーニング」と「漢字の要」、理科・社会の「コアプラス」を毎日少しずつですが、続けたのがよかったと思います。この基礎学習は受験本番で強い武器になりました。
 これから受験される方にひと言。親も大変ですが、心に余裕を持ってください。温かい目で子どもを見守り、子どもを信じて、受験を乗り切ってください。親の気持ちは言わなくても、子どもに通じます。親も子どもと同様、体調管理には十分配慮して、無理せず受験生活を楽しんでください。中学受験は、子どもと親でする最後の受験です。
 サピックスで学んだ経験は、人間的にも息子を大きく成長させてくれました。先生、受付の方、警備員さん、本当にありがとうございました。

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