受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2015年度中学受験  サピックス小学部第25期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校:慶應義塾普通部

12歳の挑戦 A.Oさん ●お子さんの名前 Hくん

 2月1日の朝、日吉の慶應普通部に息子を送っていったあと、何ともすがすがしい気持ちになりました。風邪もひかず、無事に試験を受けられるという安堵感もありましたが、息子ががんばってきた3年間のことを考えると、本当に大きく成長したなとうれしく思いました。
 ある保護者会で先生が、「中学受験の合否は一大事ではありません。12歳の子どもに一大事を背負わせられますか。一大事でないから挑戦させることができるのです」とおっしゃっていました。中学受験に対する考え方は各家庭でさまざまだと思いますが、わが家にとっては、まさに挑戦だったのです。3年生のとき「慶應普通部に行きたい!」と言った息子の強いあこがれから始まった受験。ただただ真っすぐ、普通部に向かって挑戦し続ける息子を、私たち夫婦は見守り、応援するだけでした。
 息子の受験生活はけっして順風満帆といえるものではありませんでした。4年生で入室し、下位のクラスからのスタート。その後、徐々にクラスを上げ、最上位クラスの景色を見たのもつかの間。そのクラスには定着せず、さらに5年生後半からはクラスが下がり続け、出口の見えない暗いトンネルに迷い込んだ状況が続きました。「果たして出口はあるのか? 」と不安な私。しかし、息子はけっしてあきらめることなく、前へ進もうと努力をし続けました。突き落とされても必ず自力ではい上がり、もがき苦しむことからけっして逃げませんでした。それなのに、6年生になってからの模試では良い結果が出ず、さすがに私は「もういいよ」と、あきらめてしまいました。「身の丈に合った学校もあるはずだから、志望校を変えよう」と、受験生の母としてあるまじきことを言ってしまいました。そんな私に息子は泣きながら、「普通部を受けないと意味がないんだよ」と言い切りました。主人にも何のための受験なのかをさとされ、彼の挑戦を応援しようと言われました。いちばん近くで応援していたはずの私は、いつの間にか合否を一大事だと勘違いするようになっていたのです。親子ともに覚悟を決めた12月からは、志望校に特化した勉強に徹し、息子は一度もあきらめることなく走り切りました。
 入試を終えて出てきた息子は、「やり切った」と笑顔でした。彼の中学受験は、2月1日に日吉に来なければ総括できなかったことでしょう。
 入試の合否は一大事ではありません。しかし、彼はきっとこれから先の人生でいつか出合うかもしれない一大事から逃げることなく、真っすぐ向き合う力をつけたと思います。12歳の挑戦は本当に意味のあるものでした。
 最後まで息子に向き合ってくださったサピックスの先生、本当にありがとうございました。また、誰よりもお兄ちゃんを応援し、誰よりもお兄ちゃんの合格を喜んだ娘、そして、この3年間息子と私たち家族に気持ちを寄せてくださったすべての方に感謝いたします。

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