受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2015年度中学受験  サピックス小学部第25期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校:聖光学院中学校

サピックスと親子で歩んだ1098日
Y.Hさん ●お子さんの名前 Sくん

 志望校を選ぶ際に、第一志望校は簡単に決まることが多いのではないでしょうか。学校の教育方針に親が共感し、学校のカラーを子どもが好きになれる中学校を見つけるという、とても楽しく希望に満ちた作業です。
 しかし、第二志望校をはじめとする併願校は、どこか合わないところがあるなかから、行きたいと思える(しかも行く可能性が高い)学校を受験日ごとに選んでいかなければなりません。
 通学時間・部活動・立地・進学指導から、保護者会の濃密さや食堂の有無、学費に至るまで、些細なことでも「ここは譲れない」というところがご家庭ごとにおありだと思います。わが家の場合は、学校の生徒へのかかわり方、学園祭(文化祭)、冷暖房等の設備面、この三つに特に強いこだわりを持っていました。学校行事のなかでは運動会に最も関心が薄く、また、ひと夏に一度は熱中症寸前の症状が出るほど温度変化に敏感な、インドア派の息子にとって、充実した6年間を送るには、これらの条件が整った学校を選んでやらなければならないと考えました。
 第一志望校から偏差値で上下約15以内の範囲にある25校の学校説明会や見学会に赴き、そのうちの半数以上には、二度、三度と足を運びました。
 わが家ではまず、妻が学校説明会で教育方針を確認したあと、息子と一緒に文化祭やオープンデーに参加して学校のカラーを確認するという二段階のアプローチを行いました。3年生の11月と比較的早い時期から学校訪問を始めましたが、これでも早すぎるということはありませんでした。実際、6年生の保護者個別面談では、この両面アプローチがまだ終わっていない学校を第二志望校に挙げざるを得ませんでした。その後も志望校が二転三転して、そのたびに先生のお手を煩わせてしまいました。しかし、先生からは、本人の性格に合わせて、具体的かつシビアな状況を想定した説得力のある併願プランが示され、適切な方向へと導いていただきました。
 こうして、ようやく第二志望校が固まった12月ごろから、息子の勉強に対する姿勢がぐっと積極的なものになりました。本当に先生のおかげだと感謝しております。
 息子は「義務」に対してたいへん忠実に取り組む生真面目な性格で、先生から与えられた課題を粛々とこなし、入室当時から家庭学習を黙々と行っていました。その几帳面さや真面目さゆえ、自分で学習計画を立てさせると、実行困難な過密スケジュールを作って自分を追い詰めてしまうことが十分予想されました。
 そのため、妻が日々の「やることリスト」を1週間ごとに作成し、それを消していくようにしました。内容は保護者会で指示された優先順位と、毎回テキストについてくる◎○△の印をもとに、毎日の下校時間や学校行事などを考慮して調整しつつ、大まかなコマ割りを決めたものです。時間配分や、取り組む科目の順番はすべて本人に任せました。妻は、前回の授業や基礎力定着テストなどで間違えた問題の類題をテキストから探してコピーを取り、解答のファイリングを準備して、息子が机に向かったらすぐ始められる状態を、日々作っておきました。また、保護者会で、「学年の変わり目ごとに前の学年のマンスリーテストや組分けテストの復習をしておくとよい」と伺いましたので、間違えた問題のうち、正答率の高いものを中心にコピーして大判ノートに貼っておき、長期講習の前後やテストの直後など、平常授業の復習がないときに、もう一度息子に解き直しをさせました。
 日々の平常授業だけでなく、授業後の質問教室や算数の補習、過去問の添削など、授業外でもご尽力くださっているサピックスの先生方に感謝しつつ、親もしっかりと軸足を定めてサポートしなければと、常に気を引き締めておりました。
 勉強内容については、サピックスのテキストと先生方のご指示にすべてお任せしておりました。成績が振るわず、親子で悩んだり落ち込んだりしたことが幾度となくありましたが、サピックスを信じて、言われたとおり真面目にコツコツ取り組むことで、スランプを乗り越えることができました。今回、第一志望校をはじめ、受験校すべてに合格させていただけたのは、息子の3年間の地道な努力やがんばりがあったからですが、それとともに、サピックスのご指導の確かさとデータの信頼性の高さによるものでもあると、心から感謝しております。本当に3年間、どうもありがとうございました。

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