受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2015年度中学受験  サピックス小学部第25期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

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進学校:筑波大学附属駒場中学校

筑駒・開成に合格するために
N.Tさん ●お子さんの名前 Yくん

 息子は、志望していた筑波大附駒場中と開成中に合格することができました。志望校に合格するために、子どもが全力を尽くすのは当然のことですが、限られた時間のなかで、“いま、なすべきこと”を取捨選択し、正しい方向へと導いていく親の役割も非常に大きいと、受験を終えたいま、あらためて感じております。
 息子は1年生からプリント学習の教室に通っており、相応の計算力と読解力がついていました。そのおかげか、サピックスに入ってからも順調に昇級し、4年生の夏ごろからは最上位クラスに定着していました。ただ、4年生の終わりごろからテストの解答にミスが目立つようになり、そのころから家族が一つになって、本格的な受験勉強が始まったように思います。
 当然、その後もサピックスの授業を中心に学習したことには変わりありませんが、そのうえで家庭学習のなかでどんな工夫を行ってきたかを整理してみました。

算数は最終的に解くことになる入試問題のレベルを早めに体感しておくことが大切

 5年生の4月から月刊誌『中学への算数』(東京出版)を購入し始めました。ただ、まだ息子は5年生の最初の段階で、それに載っている問題を普通に解けるレベルには達していないと感じたので、半年待って、5年生の10月から取りかかるようにしました。基本的には「日々の演習」を1日1題解き、週末には間違えた問題の解き直しを、私と一緒に行うということを1年間実行しました。
 『中学への算数』は月ごとに単元が分かれており、単元ごとにその理解度が明確になるので、その後の勉強の方向性を決めるのに大いに役立ったと思います。また、サピックスのテキストの問題については、解き方が理解できるようになるまで何度もトライしました。それで解き方を頭と体に覚えさせることができたかと思います。

国語は記述式問題において採点者に自分の意思をいかに伝えられるかが鍵

 国語の勉強に関しては、息子はある程度、自主的に進めていました。ただ、記述式問題の解答を改善するためには、客観的なチェックが必要だと感じ、マンスリーテストや模試の解答に対して、どのような表現にすれば、採点者に自分の言いたいことがより一層伝わるのかを一緒に考えながら、修正していくようにしました。そうすることで、記述式問題の解答内容はだんだんとわかりやすいものになっていき、国語の点数も安定してきました。
 漢字は、毎朝「漢字の要」に繰り返し取り組んでいました。基礎知識を習得するためには、とにかく繰り返すしかないと思います。

理科・社会は基礎知識の定着と、知識同士のつながりを認識することが重要

 基礎知識の定着には、毎朝、理科と社会の「コアプラス」を徹底的に繰り返すことと、「寝る前先生」が非常に効果的でした。「寝る前先生」とは、その日にサピックスで習ったことを、寝る前に15分程度、布団の上で説明してもらうだけなのですが、説明するためには、授業を集中して聞く必要がありますし、また聞いてきたことをその日のうちに口に出すことによって、理解が深まっていったと思います。
 理科と社会は、重要語句をそれだけ単体で覚えるのではなく、それらのつながりを認識しておくことが重要だと考え、週末に行っていたデイリーサピックスの復習のときは参考書や図鑑などを総動員して、今回の内容に関連する情報を一緒にいろいろと調べながらまとめていました。その結果、復習にはとても時間がかかりましたが、そこで得ることができた知識のつながりは、その後の受験勉強を進めていくなかで、大いに役立ったと思います。

過去問の解きっぱなしはもったいない。良問の宝庫なので活用すべし

 6年生の夏期講習が終わってからは、とにかく過去問を解きまくりました。国語と算数は筑駒(1回目)→開成→筑駒(2回目)→灘の順番で取り組みました。筑駒の算数の問題を2回解いたことで、苦手分野が特定でき、その後の対策を立てるのに非常に役立ちました。
 理科は筑駒の問題が難しいと聞いたので、開成→筑駒→灘の順番で取り組みました。筑駒の問題には傾向があることがわかり、息子の場合は、生き物、電気、つり合いの問題の正答率が低かったので、1月にそれらの問題の復習を重点的に行いました。
 社会はあまり古い年度の問題をやっても仕方がないということでしたので、「有名中学入試問題集」に掲載されている前年度の過去問40校分に2回ずつ取り組んだ後に、志望校の過去問をそれぞれ3年分行いました。2回とも間違えた問題は別ノートにまとめておき、入試前にそれらを声に出しながら再確認することで、漏れをなくしていきました。


 入試前の1か月は、これまでやってきた模試や過去問、年末年始の演習などでやった問題から、理解の甘いものをピックアップしていたので、それらの復習のみ行いました。ただ、本人に「やり残し感」が残らないように、量はこちらのほうで調整して、優先順位を決めながら実行させていました。灘中も受験したのですが、首都圏受験の前に本気モードの試験を経験できたことは非常に良い経験になりましたし、その受験のために過去問にも本気で取り組めました。より効果的な学習ができたと思います。
 結論としては、サピックスで「やりましょう」と言われたことを実行していけば、基本的にどこの学校の受験も大丈夫だと思います。ただ、多くの教材を与えられるなかで、どれを優先的に行うかを子どもが判断するのは難しいと思います。限られた時間のなかで何を選択していくかは、親の関与が必要になると思います。
 最後になりますが、最良の結果に導いてくださったサピックスの先生方には本当に感謝しております。ありがとうございました。

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