受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2013年度中学受験  サピックス小学部第24期生/受験体験記

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進学校:駒場東邦中学校

「駒東山」登山 D.Sくん

 駒場東邦中は、あこがれの高い山だった。
 入試当日は、朝5時起床。まだ夜が明け切らない暗闇のなか、ぼくは「駒東山」を登り始めた。前日に緊張のあまり泣いてしまったせいか、当日は極度の緊張にも耐えられた。池尻大橋駅で塾の友だちと会い、会釈をして別れた。坂を上ると、さまざまな塾の人がいて、再び緊張がおそってきたが、SS特訓の国語の先生に会い、「しっかりと問題を読んだら大丈夫」と声をかけていただき、緊張がほぐれた。
 そして8時30分、いよいよ「国語麓」に着いた。物語文の主人公が女性だったので驚いたが、先生の「予想外の出来事はチャンス。ほかの受験生も動揺する」ということばを思い出して乗り越えた。続く「社会沼」では、最後の5分で四つの記述をすべて埋め、ぬかるみから逃れた。そして「算数谷」。大問1は、小問⑴が「2016年問題」、小問⑵が「仕事算」、小問⑶が「時計算」だった。一部は簡単だったが、非常に時間がかかるうえ、正答が出にくいことを見極め、大問1を後回しにした。大問2の「数の性質」、大問4の「正六角形の分割」はほぼできたが、大問3の「図形の移動」は“撃沈”。しかし、父母の「全体の3分の1は×でも構わない」ということばを思い出し、冷静さを取り戻した。最後の「理科尾根」は、難問奇問の二重奏だった。大問1は小問集合で、算数の大問1と似た面倒さだった。あとから先生に「算数と理科の大問1にはまらず、いかにクリアできたかが合否の分かれ目だった」と聞いた。大問2は「ナス科」、大問3は「水溶液」、大問4は「気象」で、これらは何度もやった典型題だった。そして大問5の「光」は、ぼくの苦手分野なので、ここ以外にたっぷりと時間をかけた。先生や父母のことばを糧に「頂上付近」ともいえる試験終了まで来たら、疲労感でいっぱいになった。
 翌日の試験終了後、母から駒場東邦中の合格が伝えられたときは最高の気分だった。ぼくは「駒東山」の頂上からの景色を見たのだ。
 最後に、合格への二つの志を教えよう。

一.予想外のことはチャンスと思うこと。

二.満点を取らなくても受かると思うこと。

 みんなも有終の美を飾れるよう、がんばれ!

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