- 11.12月号「そこが知りたい!」シリーズ Vol.5:
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いよいよ、受験勉強も大詰め。まさにラストスパートともいえるこの季節は、受験生を抱える保護者の皆さんにとって、何かと不安が尽きない時期ではないでしょうか。そこで今回は、昨年のこの時期を先輩保護者がどう乗り切ったのかを、「学習面」「精神面」「生活面」などさまざまな角度からご紹介します。ぜひ役立ててください。
※コメントについてはお子さんの進学先のみ記載しました。また、掲載している図は、2011年4月に中学校に進学したサピックス卒業生に対して実施した「受験生活に関するアンケート」の集計結果をもとにまとめたものです(「SS特訓受講ガイド」より)。
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9月に始まった「SS特訓」も、そろそろ折り返し地点。12月末からはさらに「冬期講習」「正月特訓」も行われ、サピックスでは入試本番を見据えた授業が続きます。そんなこの時期、学習面で特に心がけていた点として、多くの方が挙げたのが「復習」です。
知識を確実に自分のものにするためにも、これまでの授業内容やプリント、教材などを振り返ることはとても重要です。
「入試が近づいてくると、本人も浮き足立ってくるので、親は『復習あるのみ』の姿勢を貫き、理・社のデイリーチェックや各教科の授業前のテストで間違えたところを何度もやり直させました」(早稲田実業学校中)
「テスト直しを重点的に手伝いました。直しがまだ終わっていない問題のピックアップ、正答率のチェックなどが中心です」(桜蔭中)
SS特訓の志望校別講座を受講するに当たって、皆さんが心がけていたことも、トップは「復習をきちんとする」でした(図1)。試験を目前に控え、本番までにもっと難しい問題を解けるようになっておきたいと思うのは誰しも同じ。しかし、この時期にむやみに難問にばかり挑戦するのは、お子さんに不安や混乱をもたらしかねません。「『ここまで来たら』と開き直って、新しいことを覚えることはやめ、すでに学んだ知識の定着に切り替えました」(開成中)という声もあるように、これからは新しい問題に手を広げるよりも、これまでに学んだ知識に“抜け”がないかどうかをしっかり確認することを優先するようにしましょう。
サピックスでは、学年や時期に応じたカリキュラムをベースに、講師が生徒一人ひとりのタイプや志望校に合わせたフォローを行っています。サピックスで学んでいることは、どれも入試に直結するものです。まずは、ふだんの授業に集中し、ご家庭では復習を中心に学習を進めるよう心がけてください。
この時期、復習と並んで欠かせないのが、志望校の過去問演習です。志望校の過去問を解くことは、出題傾向をつかむためにはもちろんのこと、制限時間や解答欄の大きさを本番の試験に合わせることによって、実際の入試に限りなく近い形でシミュレーションができるという点でも効果的です。
「志望校の過去問はもちろんのこと、志望校に似た傾向を持つ、ほかの学校の過去問にも取り組みました」(開成中)
「12月は、冬期講習までにすべての過去問を解き終えるようにしました。1月はおさらい程度にし、間違えたところを直したり、弱点分野を見直したりしました」(渋谷教育学園渋谷中)
アンケートの回答からも、過去問演習をより効率良く進めるためには、保護者の方々の協力が必要不可欠であることがわかります。なかには、「過去問を原寸大にコピーするため、倍率を調整するのに苦労してコピー機と格闘していた」(浦和明の星女子中)という方もいらっしゃいました。
過去問演習は、実力判断のためだけに行うのではありません。間違えた問題は、なぜ間違えてしまったのか、本当に解けるようにする必要があるのかを考えながら進めることも大事なポイントです。お子さんが自信を持って本番に臨めるよう、過去問の難易度を見ながら上手にスケジュールを立てるのも、保護者の役割の一つといえるでしょう。


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多くの子どもたちにとって、中学受験は初めての試練。未知の壁を前に、この時期の子どもたちは気持ちが不安定になったり、焦りを感じたりと、何かと神経質になりがちです。そんなとき、先輩保護者たちはどうやって子どもと向き合っていたのでしょうか。
「子ども自身がいちばん不安を感じている時期なので、できないこと、やっていないことについて注意するのではなく、これまでがんばってきたことや、以前より伸びたところをほめるように心がけました」(駒場東邦中)
「親の言うことを素直に聞かなくなり、親子で対立することが多くなりました。しかし『いちばん苦しいのは本人』と考えて、小言はできるだけ我慢しました」(吉祥女子中)
アンケートを見ると、多くのご家庭が、お子さんのメンタル面でのフォローについて苦労した経験をお持ちでした。悩み事が生じたときに、子どもたちが頼りにしているのは、やはり保護者です(図3)。子どもたちの不安や焦りは、周りにいる大人たちがしっかり受け止めてあげたいものです。
また、メンタル面のフォローについて、多くの方が挙げていたのが、「いかに本人にやる気を出させるか」ということでした。とにかく前向きなことばを掛けて、お子さんの気持ちをプラスに持っていったという回答もあれば、これまでの努力をあらためて振り返ることで、自信を取り戻したというご家庭もありました。
「入試の一週間前から、娘が『落ちたらどうしよう』と何度も言い出すようになったので、過去問の点数の推移を見せて、『ほら、だんだん点数が上がってる』『ほとんど合格最低点超えてるよ』と言って、自信を持たせるようにしました」(豊島岡女子学園中)
いずれにせよ、大切なのは、「支えてあげる」というスタンスで子どもに接すること。もう少しがんばってほしいという思いから、頭ごなしにしかりつけるのは逆効果です。
受験勉強の好不調の波は誰にでもあります。アンケートには、秋になってテストの成績が急降下したという方も多くいらっしゃいました。
「秋以降はテストの点数が下がって、合格可能性は20%という状態でした。しかし、『この問題、解けるようになったんだ!』とほめたり、過去問に関しては『1回目より10点も上がってるよ』と声を掛けたりして、なんとかプラスにとらえるようにさせました」(白百合学園中)
「夏休み明けからテストの点数が悪くなり、偏差値にも波がありました。親としては志望校を変えたほうがいいかもしれないと悩みましたが、本人の意思には“ぶれ”がなかったので、そのまま第一志望は変えないことにしました」(筑波大学附属駒場中)
成績が下がったからといって落ち込むのではなく、プラスの材料を見つけてポジティブに気持ちを切り替えることが大切なようです。一方、精神面の落ち込みへの対処法として、「サピックスの先生を頼るべき」との声も多数ありました。
「冬期講習の最終日に、算数で自信をなくして暗い表情で帰ってきたため、すぐに先生に相談しました。先生からは残りの日数でやるべきことを明確に教えていただいたので、息子は途端にやる気になりました。あのとき思い切って相談して良かったと思います」(武蔵中)
「10月、11月と模試の合格可能性は下がり続け、どん底の状態で最後のテストを終えてしまったわが家。サピックスの先生に相談したところ、親のほうまで励ましていただき、本当に助かりました」(麻布中)
このように、必要に応じてサピックスの講師のアドバイスを取り入れ、お子さんが安心して学習に取り組めるような環境づくりを心がけてください。

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