受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

  • Top
  • 入試情報
  • 17年8月号「そこが知りたい!」シリーズ Vol.4

そこが知りたい!

17年8月号「そこが知りたい!」シリーズ Vol.4:
1|

中高一貫校はどうして強いのか

 間もなく夏休み。受験学年の6年生にとっては勝負の時です。この夏休みの過ごし方が、受験の結果に影響を与えるかもしれません。サピックスでは、秋以降に始まる本格的な受験勉強に備えて、「夏期講習」と「夏期集中志望校錬成特訓」の二つの特別講座を開講します。悔いのない夏休みにするためには、具体的にどのように学習に取り組めばよいのでしょうか。この春、見事に志望校への合格を果たしたサピックス卒業生の声も交えながら、夏休みの過ごし方をご紹介します。

18日間の「夏期講習」と 5日間の「錬成特訓」を実施

 6年生の夏休みといえば、志望校もだいたい決まり、受験に向けての意気込みが高まってくる時期です。9月になると、難関校SS(サンデーサピックス)特訓や志望校の過去問演習が始まり、受験対策が本格化するだけに、まとまった学習時間を確保できる夏休みはたいへん貴重です。受験生としての自覚をしっかり持って、悔いのないように過ごしましょう。

 サピックスでは、夏休みに入るとすぐに「夏期講習」を開講します。日数は5年生のときとほぼ同じですが、一日当たりの講習時間が6時間と、一日3時間だった5年生のときに比べると2倍になります。

 講習は、まず午後1時から30分の小テストを2コマ行い、その後2時から7時まで(一部、校舎によって異なる)、100分授業が3コマという編成になっています。このような講習を、お盆休みを挟んで、合計18日間にわたって行います。

 そして、8月後半に行われる「夏期集中志望校錬成特訓」が夏休みの総仕上げとなります。この「錬成特訓」では、志望校の出題傾向に焦点を当てた密度の濃い授業が、一日360分、全5日間の日程で行われます。新学期が始まる前に、志望校をしっかりと意識し、受験本番に向けてモチベーションを高める狙いがあります。実際に受講したサピックスの卒業生からも、「夏期講習では毎日集中して授業を受け、覚えなければならないことを次々に覚えていったので、記憶力もやる気もアップした」「錬成特訓では志望校別のコースに分かれたので、同じくらいのレベルの友だちと一緒の授業で、大いに刺激になった」などという意見が多く寄せられています。

貴重な時間を有効に使い、「総復習」と「基礎固め」を

 6年生の夏休みは、まとまった学習時間を確保できる絶好の機会。夏期講習のある日もない日も同様に規則正しい生活を心がけ、貴重な時間を有効に使って家庭学習に集中して取り組みましょう。

 そこでポイントとなるのが、学習の内容です。サピックスの授業では、6年生の夏休み前の段階で、すべての教科で受験に必要な基礎知識を学び終えています。そのため、夏期講習では、各教科ともに徹底した総復習を行います。ここでしっかりとした基礎力を身につけておくと、秋以降に応用力・実戦力を鍛えるための確かな土台が作られます。つまり、夏休みは「まだ完全には定着していない基礎力を固めるための時期」なのです。

 なかには、気持ちが焦るのか、難度の高い問題や志望校の過去問に手をつけて、少しでも先に進みたいと考えるお子さんもいますが、志望校の過去問に取り掛かるのは、夏期講習を終えてからで十分間に合います。基礎が固まっていない状態で難問や過去問に取り組んでも、満足のいく結果が出るはずもなく、学力の積み重ねにはなりません。

 夏休みはそれまでに習ったところの「総復習」と「基礎固め」の時期だと心得ておきましょう。そして、サピックスの講師の指示に沿って、『有名中学入試問題集』でさまざまな傾向の問題に触れておいてください。

サピックス生は6年生の夏休みにこれだけ勉強した

 上の円グラフは、今春のサピックス卒業生に対して行ったアンケートの結果です。夏期講習のある日の家庭での学習時間は、約3分の2の人が「3時間以上」と回答しています。6年生の夏期講習は午後に行われるため、まだ比較的涼しい午前中の時間をどのように活用するかがポイントでしょう。一方で、サピックスのない日は、ほぼ半数の人が「7時間以上」と答えています。いずれの日も規則正しい生活を心がけましょう。

全教科をバランス良く復習 苦手を克服し、基礎力アップ

 全教科にわたって基礎力をバランス良く定着させるためには、これまでに学習した範囲のなかから自分はどこが苦手なのかをしっかりと把握して、弱点を克服することが重要です。夏休みの間に弱点となっている分野にじっくりと取り組み、苦手意識をなくしておきましょう。秋以降は難関校SS特訓も始まり、受験対策が本格化してますます忙しくなるため、挽回する機会を逃してしまいます。

 女子学院中に進学したK・Kさんのお母さんは、「夏休み中は毎日、先生の指示どおりに授業の復習と苦手分野の再確認を繰り返しました。特に算数に重点的に取り組み、夏休みの算数の家庭学習ノートは10冊以上になりました。夏期講習後のテストで成績が上がったので、夏休み中の家庭学習はとても重要だと思います」と話します。また、聖光学院中に進学したK・Sくんは、「夏期講習を受講することによって、自分の復習不足、理解不足の単元を把握でき、その後は効率良く復習することができました。どの教科もそれまでに学んだことをもう一度繰り返したので、さまざまな単元の基礎を確認することができ、9月からの実戦的な演習にスムーズにつながっていきました」と振り返ります。

 夏休みのまとまった学習時間を有効に使って、苦手な分野を克服するとともに、どの教科もバランス良く復習を行い、全体的な基礎学力の底上げを図るように心がけましょう。

17年8月号「そこが知りたい!」シリーズ Vol.4:
1|

ページトップ このページTopへ