受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

16.2月号 さぴあインタビュー/関西情報:
目次 |6

2016 FEBRUARY /「大部屋寮生活」を通じて
たくましい人間力を持つ
真のエリートを育成/函館ラ・サール中学校・高等学校/校 長フェルミン・マルチネス 先生/副校長井上 治 先生

聞き手:サピックス小学部 教育情報センター部長 広野 雅明・サピックス小学部 関西統括責任者 溝端 宏光

雪中運動会など 寒冷地ならではの行事も

広野 部活動もとても盛んですね。

井上 本校の場合、強い部活が複数あるのが特徴です。今いちばん強いのはラグビー部ですが、テニス部も毎年インターハイに出場。さらに、文化系でも、吹奏楽局が東日本大会に出場しました。進学校としては部活の実績も全国のトップクラスだと自負しています。施設面にも恵まれています。グラウンドは広く、バスケットボールのコートが2面取れる広さの体育館も二つあります。キャンパスは1周1キロほどあり、野球、サッカー、ラグビー、テニスが同時にできます。

マルチネス 2015年は高校ラグビー部が地区大会を勝ち抜き、南北海道の代表として東大阪市の花園ラグビー場での全国大会に初出場しました。前期の期末試験とこの地区大会の時期が重なってしまいましたが、本校では3教科で赤点を取ると、次の試合に出られないというルールがあるので、部員たちは大会と試験、両方の準備をきちんとしていました。地区大会では、水曜、木曜と連続で試合に勝ち、金曜は試験を受け、土曜には決勝に臨み、優勝しました。そして、休む間もなく日曜に勉強し、月曜はまた試験を受けるといった具合でした。

井上 部活については、高2で終える学校も少なくないと思いますが、本校の運動部は、ほとんどの生徒が高3のインターハイまで続けています。本格的に受験勉強を始める時期は若干遅れますが、部活を続けた生徒が、その後に受験勉強モードに入ったときの集中力や馬力はすごいものがありますね。みんな、とてもがんばっています。

溝端 学校行事についても教えてください。学園祭以外に特徴的な行事としてはどんなものがありますか。

井上 2月に行う雪中運動会は、関東や関西の学校にはないでしょうね。雪の上で棒倒しや騎馬戦、そりリレーなどをするのです。中学校ができてからは、この雪中運動会の際に、応援に来る保護者も増えました。

広野 一度拝見したいものですね。では最後に、貴校をめざす受験生と保護者の方にメッセージを頂きたいと思います。

井上 どんなお子さんも、寮の大部屋での生活を経験すれば、そこから得たものがいちばん大きかったと言うでしょう。この点については、絶対的な自信を持っています。保護者がレールを敷き過ぎると、子どもの自立を阻害する場合があります。最近は、そのことに気づいていない保護者の方もいます。寮生活は自立を促すばかりではありません。いったん親元を離れ、あの大部屋で人間関係にもまれると、それまで親にやってもらっていたことは当たり前のことではなく、ありがたいことだったのだとわかるようになります。12歳でそれに気づくことは大きいですよ。親元を離れなければ、大学生になってもそうしたことがわからないのです。

マルチネス グローバル化の時代に大切なのは英語だけではありません。本校の場合は、寮生活を経験できることが、将来への大きな力となるでしょう。人はみんな自分と違うのだということを肌で感じることができるからです。

広野 本日は貴重なお話をありがとうございました。

16.2月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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16.2月号 さぴあインタビュー/全国版:
「国府台女子学院中学部・高等部」 学院長 平田 史郎 先生 掲載ページリンクへ移動します

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