受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

可能性への挑戦を促す
多彩な学びの場が
大きな成長へと導く

洗足学園中学高等学校校長 宮阪 元子 先生

1学年30人の帰国生のパワーが
一般生の学びの意欲を高める

校長先生写真
校長 宮阪 元子 先生

神田 貴校は特に英語教育に定評があり、帰国生が多いのも特徴ですね。一般の生徒たちも、良い刺激を受けているのではありませんか。

宮阪 1学年に30人ほどの帰国生がいます。お互いに英語で話していますし、職員室でもネイティブの教員と英語で自由に話しています。一般生はそういう姿を見て、自分もそうなりたいとあこがれるようです。こうした背景があるため、本校には語学研修や留学制度が数多くありますが、みんな臆せず外に出て行きます。昔は海外の大学に進むのは帰国生の特権のようなものでしたが、一般生がどんどん行くようになりました。

中野 帰国生のクラス分けはどのようにされていますか。

宮阪 1学年6クラスあるうちの2クラスに、15人ずつ配置しています。毎年クラス替えがあるので、一般の生徒は6年間のうち、一度は帰国生と一緒のクラスになります。1クラスが43人くらいですから、そこに15人の帰国生がいると大きなパワーになります。

中野 全クラスに5人ずつ均等に分けるのではなく、15人を集めているところに意味がありますね。帰国生の良さを削ることなく、15人が伸び伸びできる、絶妙なバランスなのでしょうね。

宮阪 そう思います。英語だけは帰国生だけの取り出し授業をしています。わたしも授業を見に行きますが、海外の学校のような雰囲気で、生徒たちはとても活発です。世間ではアクティブ・ラーニングの重要性が叫ばれるようになりましたが、ネイティブの教員にしてみれば、ずっと前から当たり前にやってきたことです。帰国生プログラムは本校独自のものがあり、ディレクターを中心に10人のネイティブ教員たちがプログラムを向上させるために日々努力をしています。

 もちろん、一般生の英語教育にも力を入れています。本校では中2から高2までの希望者を対象に、フィリピンのセブ島で語学研修を行います。フィリピンにはタガログ語などさまざまな言語がありますが、生活していくうえでは英語が不可欠です。アジアにはそういった国が多く、日本語だけで生活ができる日本人とはまったく違う状況下にあります。ですから相当意識して学ばないと、英語力は身につかないと思います。

神田 語学研修や留学のシステムも非常に充実していますね。

宮阪 語学研修や留学は27年ほど前から実施しています。研修・留学プログラムは、本校が独自に開発・実施しているもので、夏期、春期のさまざまな語学研修のほか、アメリカの名門大学で行われる次世代リーダー養成プログラムなども用意しています。アメリカには六つの提携校があり、短期・長期の留学制度も充実しています。

17年11月号 さぴあインタビュー/全国版:
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