受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

可能性への挑戦を促す
多彩な学びの場が
大きな成長へと導く

洗足学園中学高等学校校長 宮阪 元子 先生

名門リベラルアーツを中心に
海外の大学に多数が進学

神田 進学実績を拝見しましたが、海外の大学への進学者が多いですね。ハーバード大学やイェール大学に進学する方もいますが、名門のリベラルアーツ・カレッジに進学される方がたくさんいて、いずれもアイビー・リーグと比べても遜色ないところばかりです。これだけリベラルアーツ・カレッジへの進学実績のある学校は少ないと思います。

宮阪 リベラルアーツ・カレッジの価値は、日本ではあまり認知されていませんが、本校はネイティブ教員が良い大学を知っているので、めざす生徒が多いのだと思います。

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神田 アメリカでは、リベラルアーツ・カレッジでいろいろなことを学び、突き詰めてみたい分野があれば大学院に進む、というシステムになっていますよね。専門課程に進むと、「あのときリベラルアーツで広く学んでいたことがプラスになっている」と言う人は少なくありません。

中野 国内大学への進学実績もすばらしいですが、進路指導はどのような方針でされているのですか。

宮阪 高1になるとホームルーム研修という合宿を行い、そこでいろいろなことを話し合います。大学受験も大事ですが、その先の人生のほうがずっと長いのですから、深く考える姿勢を持たせ続けたいと思っています。進学実績は、それぞれが目標に向かう過程にある大学受験にチャレンジをして、得られた結果です。

神田 中学受験についてですが、一般入試でも英語を導入する学校が増えています。そのご予定はありますか。

宮阪 現在は考えていません。英語教育に力を入れている学校ということで、保護者の方から「準備してきたほうがよいですか」とよく質問を受けますが、本校は中1から力をつけるプログラムを持っているので「特別な準備はいりません。その代わり、入ってからしっかりついてきてください」とお答えしています。

神田 帰国生入試に関しては、海外在住者の方を対象に、事前にスカイプで模擬面接をやってくださるということですね。これは喜ぶ方が多いと思います。フランスなどの非英語圏では、日本人学校や現地校に入った子どもたちは対処できませんから。こうした形で対応してくだされば、きちんと現地で準備ができます。

集合写真

宮阪 スカイプで練習するときは、お母さんが横で口を挟みたくなるかもしれませんが、お子さんに練習させることがいちばん効果的かと思います。

中野 帰国生入試はA方式とB方式があります。どう違うのでしょうか。

宮阪 一般的にA方式を選ぶのは、海外にいた年数が長い、あるいは直前までいたといった方です。「英検」でいうなら準1級がメインで、なかには1級の方もいます。B方式はそこまでの英語力はなく、他の教科も学習しているという方。合格者は「英検」2級から準1級が多いですね。

神田 最後に、受験生と保護者の方にメッセージをお願いします。

宮阪 よく、どんな生徒に来てほしいかという質問を受けますが、あらゆる生徒に来てほしいと思っています。小学校時代は、いろいろなことに興味を持って過ごしてほしいですね。そして洗足学園に入ったら、その興味を膨らませて、充実した6年間を過ごしていただきたいと思います。子どもはみんな可能性を持っています。それが子どもの宝です。それを実現させるのが親の役目だと思います。

神田 夢を見続けられるようなチャレンジをさせてほしいですね。本日はありがとうございました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

17年11月号 さぴあインタビュー/全国版:
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