受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

共学になっても変わらない
心と体を鍛える伝統行事
未来へと「関学精神」を貫く

関西学院中学部中学部長 安田 栄三 先生

129年の歴史を持つ
キリスト教主義の伝統校

聞き手1
サピックス小学部
関西統括責任者
溝端 宏光

溝端 初めに貴校の歴史からご紹介いただきたいと思います。

安田 関西学院は、アメリカの宣教師であるW・R・ランバス博士によって1889(明治22)年に創設されました。ランバス博士は医師でもあり、世界中に愛と平和を伝えながら、困っている人々を助けていました。本学院もキリスト教主義による人間教育を建学の精神としています。

 新制中学部が開設されたのは、戦後の1947(昭和22)年。教育目標は「社会に役立つ人間を育てる」ことであり、その精神は、第4代院長であるC・J・L・ベーツ博士が提唱したスクールモットー"Mastery for Service"(奉仕のための練達)に集約されています。それは、自分を鍛えることによって、世の中の役に立つ人間になるということです。

溝端 2012年度からは女子生徒を受け入れて男女共学になりました。男子校時代と変わったことはありますか。

安田 本校には体を鍛える行事も多いのですが、それは男子校時代と変わらずに行っています。ただ、女子を受け入れるようになって、校内が明るく華やかになったことは間違いありません。廊下を歩いているときに、生徒のあいさつの声を聞くたびにそう思います。

溝端 教育の五本柱として、「キリスト教主義」「読書」「英語」「体育」「芸術」を挙げていらっしゃいますが、まず、キリスト教主義に関する取り組みとしては、どんなものがあるのでしょうか。

安田 礼拝は毎日、試験や行事があっても欠かさず行います。1時間目の授業後の20分間を使い、教員が話をしたり、生徒が交代で話したり、聖書を読んで賛美歌を歌ったりします。さらに、聖書の授業が週に1回あり、キリスト教の人間観に基づき、人間が生きていくうえで大切なものは何かを学びます。それに付随した奉仕活動も行っており、他校と連携しての募金活動や、中学部独自では、街頭で骨髄バンクへの登録の呼び掛けなども行っています。

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18年6月号 さぴあインタビュ ー/関西情報:
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