受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

共学になっても変わらない
心と体を鍛える伝統行事
未来へと「関学精神」を貫く

関西学院中学部中学部長 安田 栄三 先生

週1~2回の読書の授業で
みずから調べて学ぶ力をつける

聞き手2
サピックス小学部
西宮北口校校舎責任者
薮田 謙一郎

溝端 「読書」の取り組みについても教えてください。

安田 本校には50年以上も続く「読書」という授業があり、教育の大きな柱になっています。中1は週1回、中2・3は週2回ずつの授業があります。本校卒業生の95%が関西学院大学に進学しますが、大学生になっても、社会人になっても役立つ「自分で調べて学ぶ」ということを中学生のうちから経験するのです。中3の最後の授業では、自分で調べてまとめたことを、みんなの前でプレゼンテーションし、生徒たちが互いにそれを評価します。そして、最も評価が高かった生徒は、全校生徒の前でプレゼンテーションをします。

溝端 調べ学習のテーマは、生徒自身が決めるのですか。

安田 この調べ学習は修学旅行と連動しています。4泊5日の修学旅行の前半には長崎で平和学習をし、長崎や九州に関するテーマを設定するというルールになっています。そのため、原爆のことや幕末の歴史などを取り上げる生徒が多いですね。調べる段階やプレゼンテーションではパソコンも使いますが、まとめは手書きで行い、レポートは1~2万字にもなります。

薮田 生徒さんたちも中学3年間でたくさんの本を読むのでしょうね。

安田 多い生徒は1週間に2~3冊のペースで読んでいます。生徒たちも本が好きになるのでしょうね。休み時間には図書館にたくさんの生徒が集まります。

溝端 図書館の蔵書数もかなり多いと伺っています。

安田 中学部専用の図書館に約6万冊あります。高等部にはまた別の高等部専用図書館があります。また、大学も同じ敷地内にあり、その図書館も中高生が利用できるようになっています。読書好きな生徒にとってはとても恵まれた環境です。大学の図書館では、大学生が自習している姿も目の当たりにするので、良い刺激になるでしょう。

溝端 そういうことも、大学の付属校のメリットですね。

18年6月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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