受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

「ありのままの自分」を原点に
高い知性と豊かな感性、
未来への確かな意志を育む

横浜雙葉中学高等学校 校長 藤原 恵美 先生

グローバル社会で生きるとは
自分を知り、自分の国を知ること

先生写真
校長 藤原 恵美 先生

神田 校訓「徳においては純真に、義務においては堅実に」は有名なことばですが、あらためてご説明いただけますか。

藤原 この校訓には、素直な精神と品性を備え、自分の使命を最後まで貫く強さを持った女性を育てるという意味が込められています。「純真」の「純」は純粋の純、邪念がないという意味です。「真」は真実を意味します。つまり飾り立てないこと、ありのままでいいということです。しかし、ありのままの姿でいるのは難しいことです。人は自分を飾ったり、演じたりしがちですし、自分に自信がなければぐらぐらしてしまいます。その弱いところも全部含めて誇りが持てる状況がありのままの自分です。子どもたちには「神様には神様のご計画があるけれど、それをわたしたちは知りません。神様の声を聞きなさい、心の声を聞きなさい」と言っています。そのためには沈黙の時間、心を落ち着けて祈る時間が必要です。そういう時間をなるべく持たせるために、授業の始まりに瞑目の時間を設けています。今のような忙しい時代だからこそ、落ち着いて自分としっかり向き合える時間が大切になってくると思います。

神田 自分と向き合い、自分は何者なのかを知ることが大切ということですね。

藤原 わたしはアメリカにいて、グローバル社会で生きるとは、すなわち自分自身を知ることだということがわかりました。自分は何者なのか、自分が生まれた日本はどういう国なのか、日本の文化はどういうものなのか。「英語ができる=グローバル」ではなく、自分のアイデンティティーをしっかり持たなければ世界では通用しません。

18年9月号 さぴあインタビュー/全国版:
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