受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

能動的な学びのなかで
育まれる独自性と社会性、
そして将来への高い意識

鷗友学園女子中学高等学校 校長 大井 正智 先生

海外研修での刺激をきっかけに
「みんなでもっとがんばろう」

聞き手2
サピックス小学部
教務部
中野 英樹

神田 英語の授業は中1からオールイングリッシュで行われていますね。

大井 最初は簡単なあいさつから入りますが、もちろんうまく発音できません。しかし、学校は失敗してもいい場所だということを常々伝えていますから、「この発音でもいいのだ、こんな言い方でもいいのだ」と、発言をすることへの自信にもつながります。最初はネイティブの教員が何を言っているか半分以上わからないと思いますが、まずは英語に触れることが何より大事なのです。

神田 海外交流ができる機会も豊富に用意されていますね。韓国とはさまざまな問題があるなか、ハナ(韓亜)高校との相互交換留学を続けていらっしゃるのはすばらしいですね。

大井 ハナ高校とのプログラムは、3人1組になった高1・2の希望者3組が出掛け、アジア圏の高校生が参加するシンポジウムで環境や教育についてディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたりします。ホームステイもしますが、子どもたちはすぐに仲良くなり、最後は涙を流しながら別れるくらいです。日本人と韓国人は、互いに知り合いになれば問題は起きないと思います。互いを知らないから問題が起こるのです。

神田 イェール大学での研修には、何人ぐらいが参加するのですか。

大井 高1・2の希望者30名ほどが2週間、語学学校で授業を受けたり、ディスカッションをしたりします。そのほかアメリカのチョート・ローズマリー・ホールのサマースクールに参加する2~3週間のプログラムもあります。また、今年からはイギリスの名門女子校であるチェルトナム・レディース・カレッジでの研修も始まりました。わたしも下見で行きましたが、町の中に大学の校舎が点在している、とてもすばらしい環境でした。

神田 どのプログラムでも、生徒さんたちは大きな刺激を受けて帰ってこられるのでしょうね。

大井 帰国後、報告する機会を設けているのですが、本人たちから「ホームルームで話す機会をもらいたい」と言ってくることもあります。ハナ高校に行くと、同じアジアの子たちが、こんなに英語力もモチベーションも高いのかと、思い知らされて帰ってきます。それだけに、「わたしたち、もっとやらなくちゃだめだ。みんなでがんばろうよ」ということを伝えたいのだと思います。

19年1月号 さぴあインタビュー/全国版:
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