受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

能動的な学びのなかで
育まれる独自性と社会性、
そして将来への高い意識

鷗友学園女子中学高等学校 校長 大井 正智 先生

親がいるからこそ子はがんばれる
入試が迫っても笑顔を忘れずに

中野 大学に入ると、しばらく何をしていいかわからないという大学生がいます。しかし、貴校のような、中高時代にいろいろなことを自主的にできる環境で育つと、大学に入っても自分が何をすればいいのか、何をしたいのかを見つけやすいのではないでしょうか。

大井 生徒たちの目標は大学に合格することではなく、その先にあります。進学先の学部・学科を見れば、おわかりいただけると思います。それぞれ自分が進みたい方向があるから、非常に多岐にわたっています。

神田 現役合格者数が増えているのも、目標がきちんとしているからですね。

中野 中学入試について伺いますが、2月1日の第1回入試で失敗しても、難度が高くなる3日の第2回に合格する人も多いそうですね。

大井 2018年度は、第2回の合格者98名のうち27名が再チャレンジ組でした。第2回の全受験者の平均点が7.9点しか上がっていないのにもかかわらず、再チャレンジ合格者は、平均で50点もアップしています。1回目でうまく力が出せなくても、2回目では力を発揮できたということでしょう。そのためにも、2回のチャンスは設けておきたいと思っています。

集合写真

 それから、本校の入試には記述がたくさんあります。このことを心配する人もいますが、むしろラッキーだと思ってください。選択式の問題は〇か×しかありませんが、記述では正しいことが書かれていれば、そこを部分点で評価します。ですから、自分の考えがきちんと伝えられているか確認してみましょう。

中野 最後に、受験生と保護者の方にアドバイスをお願いします。

大井 これからの時期、保護者の方はいらいらすることが多くなると思います。それを正面から怒っても意味がありません。叱る前に深呼吸をして30秒ぐらい待ってください。そして、叱る場合も1分以内で終えましょう。もし気持ちが収まらなければ、夜寝ているときのお子さんの顔を見てください。きっと、あどけない顔で寝ていることでしょう。子どもは自分の気持ちだけでは受験には向かえません。お父さん、お母さんがいるから、がんばることができるのです。そう考えれば笑顔になれると思います。それから、本校については入試前にぜひ学校を見に来て、「こういう生活をここでするのだ」という思いを持って受けていただければと思います。

神田 チャンスは2度あり、記述式の問題が多いが、それは得なことなのだと、先生のお話で安心した受験生と保護者の方も多いと思います。学校をよく知ったうえで、鷗友学園を大好きになって受けてほしいですね。本日はありがとうございました。

19年1月号 さぴあインタビュー/全国版:
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