受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

リベラルアーツの伝統と
先進的な取り組みで
知的探究心を大きく育む

同志社中学校・高等学校 副校長 竹山 幸男 先生

多彩な国際交流プログラムに
年間200名の中学生が参加

野口 今は文系・理系といった枠組みを超え、いろいろな分野をまたいでいかなければならない時代ですし、ITとAIの発達に伴う第四次産業革命のただ中にあります。STEAM教育は、そんな時代にまさに必要とされる力を養う取り組みなのですね。

竹山 さらに本校では、このSTEAM教育に国際交流もからめています。2017年は、前年の「Robo STEAM」のプログラムを拡大し、台湾・香港・韓国の学校から先生と生徒を招き、こちらも他校の先生・生徒や保護者の方々も招いて実施しました。ロボットの製作やプログラミングのほかにも、巨大な紙飛行機を作って飛行させたり、日本・台湾・香港・韓国の国際混合チームで、電気仕掛けの未来の家を考えてプレゼンテーションをしたりもしました。

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 それぞれ歴史や文化的な背景の異なる生徒たちですから、感覚もまるで異なり、意見をまとめるのは大変です。紙飛行機も、小さなものなら作ったこともありますが、長さ80センチを超える巨大なものだと、羽の長さと重さ、胴体の強度などをどのようにしたらよいかなど、いろいろな問題が生じます。それを用意された素材で作るのですが、生徒たちは持っている知力を総動員して、ディスカッションを繰り返し進めていきます。この交流は、夢のような2日間でした。そして、2018年の夏にも、台湾・香港・韓国から生徒や学校関係者を招いて、さらにブラッシュアップした「Asia STEAM Camp 2018」を実施しました。

中嶋 国際交流に関して、いわゆる語学研修や短期留学などのプログラムもあるのですか。

竹山 はい。本校には年間20を超える国際交流プログラムがあり、毎年200名近くの生徒が参加しています。カナダやニュージーランドへの約2か月間のターム留学は中2や中3が対象ですが、ホームステイをしながら現地の学校で交流を行う短期語学研修などは中1から参加可能です。そのほかに、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学のキャンパスを訪問して講義を聞くボストン研修や、韓国や台湾、アメリカとの短期交換留学もありますし、インド研修も設けました。国内でも、ハーバードの学生とのイングリッシュキャンプ、秋田の国際教養大学での国内留学、セブ島集中英会話講座や、英語エクステンション講座などを用意しています。アジアの学校の生徒が本校を訪れる機会も多く、平均すると、毎月2校ほどの海外の学校から訪問を受けています。

19年2月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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