受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

リベラルアーツの伝統と
先進的な取り組みで
知的探究心を大きく育む

同志社中学校・高等学校 副校長 竹山 幸男 先生

演劇を通して役割や協業、
リーダーシップを学ぶ

野口 学校行事も多彩ですね。特徴的なのはどんなものでしょうか。

竹山 3日間行う学園祭で、演劇フェスティバルを行うのが伝統です。本校の演劇フェスティバルは、脚本から配役、衣装、小道具まで、すべて生徒たちが企画して準備し、仲間と意見を出し合い、何度も試行錯誤を繰り返して本番を迎えるため、学ぶことも多岐にわたります。この経験は、大学での研究や社会人になってからのチームワークにおいて役立っていると、卒業生たちはよく言います。仲間との話し合い、挫折、解決への努力を通じての克己心やリーダーシップ、組織で活動する力が自然と育まれます。この2年間はロームシアター京都を舞台に行いました。

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野口 それでは最後に、貴校をめざす受験生と保護者の方にメッセージをお願いします。

竹山 本校は、夢に向かってみずからの可能性を豊かに育むことができる学校です。イノベーションには今ある知を深める「知の深化」と、新しい知を求める「知の探索」が欠かせないといわれています。キリスト教主義に基づく人格形成やリベラルアーツ教育を大切にする基本を守りつつ、これから大きく変わる社会に合った教育を積極的に取り入れていきます。中学に入学した生徒には、高校を経て、同志社大学・女子大学への推薦入学の道が開かれています。そのため、卒業生のほとんどは同志社高校に進学し、高校卒業生の9割ほどが同志社大学に進学します。その一方で、医学・理学など同志社大学にない学部を希望し、国公私立の難関大学に進学する卒業生もいます。本校が、ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏から芥川賞作家の藤野可織氏まで幅広い人材を輩出しているのも、文系・理系に偏らない幅広い学びと経験が、生徒一人ひとりの可能性を広げているからでしょう。大学への道が約束されたゆとりある環境のなかで、受験勉強だけにとらわれない本物の学びによって、一人ひとりのお子さんの持っている可能性や人生観・社会観を大いに育てていきたいと思います。

野口 本日は貴重なお話をありがとうございました。

19年2月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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