受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

「九転十起」の精神で
努力を重ねる6年間が
未来を切り開く力を育む

浅野中学・高等学校 校長 古梶 裕之 先生

やりたいことに挑戦させ、
本気の感動、悔しさを経験

先生写真
校長 古梶 裕之 先生

水岡 古梶先生は浅野の卒業生でいらっしゃいますね。

古梶 はい。たまたま大学4年生のときに本校が教員を募集しており、平成元年に数学の教員として採用されました。その後、進学指導部長、教務部長、教頭を経て、今年4月に校長に就任しました。

水岡 校長先生としての抱負といいますか、これから学園をどのようにしてきたいとお考えですか。

古梶 生徒にもっといろいろなことを経験させたいですね。それから、もっと生徒に自由を与えたいと思います。昨年度、創立100周年記念として、さまざまなイベントを行いました。その一つに、「AOHAフェス」という、企画から運営まですべて生徒主導で作り上げたイベントがあります。コンテストやクイズ大会など多彩なプログラムがあり、自分たちでCGを制作するなど、それぞれに工夫されていて、「生徒たちの能力はすごいな」と思いました。もちろん危険がない範囲でですが、やりたいと思ったことはどんどんやらせてあげたいと思います。やってみなければ失敗もありません。失敗しないと、なぜ失敗したのかを考えません。そして、本気でやらないと感動もなく、悔しさも味わえません。

神田 生徒を信頼していなければ、なかなかできないことですね。

古梶 そうですね。生徒指導上の問題が生じた場合でも、罰するのではなく、育てる指導を根本においています。社会に出てからなら取り返しがつかないことも、今なら「なぜこういうことをしてしまったのか」と深く考えさせることができます。本校は教員と生徒との距離が近く、教員同士のコミュニケーションも豊富です。各フロアの真ん中に控室があって、そこに担任が常駐し、教科担当の教員も立ち寄りますから、いろいろな会話が交わされます。たとえば、「先生のクラスの○○が、いつも宿題をきちんと出すのに、今日は出ていません。何かあったんですか」といった話が出れば、「じゃあ呼んで話を聞きましょう」とすぐに対応できます。生徒一人ひとりのことをよく把握していて、学年の教員たちのチームワークでうまく指導できていると思います。

20年7月号 さぴあインタビュー/全国版:
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