受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

互いに尊重し合う
心豊かな学びの日々が
真の知性と品性を育む

雙葉中学校・高等学校 校長 日下部 和子 先生

設立当初から変わらず
品位ある女性の育成をめざす

神田 初めに、学園の沿革についてご紹介いただきたいと思います。

聞き手1
サピックス
教育情報センター所長
神田 正樹

日下部 本校の歴史は1872(明治5)年、「幼きイエス会」というフランスの修道会のシスターが来日したところから始まります。「幼きイエス会」は、17世紀にニコラ・バレ神父によって設立されました。神父は貧しい子どもたちに読み書きを教えていましたが、それを手伝う女性たちが教育活動をするようになって設立されたのが、この修道会です。やがてパリに本部ができ、活動が世界中に広がっていくなかで、5人のシスターが来日し、横浜に拠点を置きました。

 とはいえ、当時の横浜は、外国人の数は少なく、気候も文化もフランスとは違います。シスターたちは大変な苦労をして、孤児院と寄宿学校をつくりました。その活動が発展して、1909年に雙葉高等女学校が設立されました。修道会がつくった学校ですが、キリスト教の布教が目的ではなく、あくまでも「品位ある日本女性を育てる学校」として設立されたのが特徴です。戦後、学校の制度改革によって1947年に雙葉中学校となり、翌年に雙葉高等学校が発足しました。

神田 日下部先生も雙葉の卒業生でいらっしゃいますね。

日下部 わたしは雙葉中学校・高等学校を経て、上智大学に進みました。大学卒業後は都内の私立高校の教員になり、後に夫の転勤に伴い、ブラジルのサンパウロで4年間、アメリカのニューヨークで2年間ほど暮らしました。日本に戻ってから、英語の教員としての仕事を再開しました。本校に勤め、子育てをしながら奮闘して、二十数年が経ちました。

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20年12月号 さぴあインタビュ ー/全国版:
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