受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

互いに尊重し合う
心豊かな学びの日々が
真の知性と品性を育む

雙葉中学校・高等学校 校長 日下部 和子 先生

入試問題に関する変更はなし
当日は万全の対策で安全に

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野口 中学入試について伺います。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、問題の範囲を狭めるなどの対策をとる学校もありますが、変更点はありますか。

日下部 本校の問題は知識量を問うものではありませんから、特に範囲を狭めるといったことは考えていません。試験内容については従来どおりです。出願は今年からウェブに切り換え、発表もウェブで個別に照会できる形にしました。当日は、安心して受験していただけるよう、対策を立てています。

野口 入試問題を拝見しますと、ていねいに考えて答えを出していく問題が多いように思います。これまできちんと学んできた知識があれば、与えられたデータと組み合わせると、答えが導き出される問題が多いですね。

日下部 入試問題は、日ごろ学校が大事にしていることが自然に表れるものです。国語では記述問題が多いと言われますが、ふだんの定期テストも同じです。算数も答えだけを書かせることはありません。解答欄だけがあって途中経過は見ない学校もありますが、本校は答案用紙に書いていただいたものはすべてていねいに見ます。最後に少し間違えただけなのか、最初からまったくできていないのかがわかります。

野口 雙葉小学校から進学するお子さんと仲良くなれるかどうか、心配される保護者の方もいますが、いかがでしょうか。

日下部 雙葉小の子どもたちは、中学から一緒になる友だちのことをとても楽しみにしています。人数は雙葉小から80人、中学入試を経る方が100人余りです。ちょうど良いバランスだと思います。子ども同士、すぐ仲良くなります。入学式で整列して「礼!」と言われたとき、雙葉小卒業の新入生は少し深めに礼をしますが、中学から入った新入生がそれを見て、「そうか」と気づくといったこともあります。お互いに自分にはない部分を持っていて、学び合っていくのがよいところだと思います。

集合写真

神田 最後に受験生と保護者の方にメッセージをお願いします。

日下部 受験生の皆さんは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、不安なことが多いと思います。学校見学会や文化祭に来られて、「在校生たちが楽しそうだった」などと感じて本校を志望してくださる方が多いのですが、今年は学校説明会はウェブ版になり、文化祭は校内発表の形になりました。保護者の方にも、本来なら生徒たちの様子を直接ご覧いただいて、「雙葉って元気な子が多いね」とか「伸び伸びしているね」などと感じていただければよいのですが、学校の雰囲気は最もお伝えしにくいところです。「お嬢様学校」と言われることもありますが、高2の生徒がこんなふうに学校を紹介しています。「みんな各家庭の大事なお嬢様です。これは、お高くとまっているという意味ではありません。品位のある、気配りのできるしっかりした人になりたいと思っています」と。

 何か心配なこと、疑問に思うことがおありでしたら、直接お問い合わせください。一人ひとりを大切にする学校ですので、どうぞご自分の素直な気持ちに従って、安心して受験していただきたいと思います。

神田 「この学校に入りたい」という素直な気持ちで受けてほしいということですね。先生のお話で、めざした道に進んでいける力と豊かな心を育んでくださる学校だということがよくわかりました。ありがとうございました。

20年12月号 さぴあインタビュー/全国版:
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