受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

「自立・共生・感謝」を
建学の精神の理念として、
社会の変革を担う女性を育成

京都女子中学校・高等学校 校長 林 信康 先生

女子に特化したキャリア教育が
可能な点も女子校の長所

先生写真
校長 林 信康 先生

藪田 昨今は男女共学志向が強まる一方で、別学の良さも見直されています。先生ご自身は、別学の良さはどういう点にあるとお考えですか。

 本校は女子校ですが、中学・高校は、思春期の子どもの教育を行う場であり、女子と男子とでは発達段階が異なります。そこに別学の意義があり、ヨーロッパやアメリカでは別学が見直されつつあります。特に中学時代は、男子より女子のほうが精神的な成長が早いとされているので、やはり女子を伸ばすのは、学力的にも精神的にも女子に合った教育ができる女子校が良いと思います。また、女性活躍が叫ばれ、ジェンダーにとらわれない人材が求められるこれからの時代には、ますます女性のキャリア教育が必要になります。

 ほかに女子校のメリットを挙げるとすると、女子校では生徒自身が男女の違いを意識しないので、自分の個性や適性に合った進路を選ぶようになります。たとえば、医師やパイロットなど、かつては女性が少なかった職業も、自分の個性や適性で選ぶので、進路選択の幅が広がっていくのです。

 また、異性の目を気にすることなく自分の意見をはっきりと言うことができるため、社会へ出てからも自分の意見が堂々と言える人に育っていきます。さらに、ありのままの姿で仲間や教員と接することにより信頼関係が深まり、尊重し合って自己肯定感が育っていきます。そして周りの人たちの役に立つという経験をして、自己有用感が育まれるのです。

21年12月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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