受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

里山のある恵まれた環境で
課題研究に取り組みながら
難関大学への進学力を培う

奈良学園中学校・高等学校 校長 河合 保秀 先生

生徒同士が切磋琢磨し
自己実現をする学校

中嶋 初めに、貴校の歴史から伺いたいと思います。

河合 奈良学園は、中高一貫教育の男子校として1979(昭和54)年に創設されて以来、現在に至るまで、奈良県内において有数の進学校として発展してきました。2000年には男女共学となり、現在は中学が1学年4~5クラス、高校が5~6クラスというアットホームな規模です。

聞き手1
サピックス小学部
上本町校 校舎責任者
中嶋峰樹

 生徒たちの精神的支柱は、校訓である「至誠力行」です。わたしがこのことばについて生徒たちに話すときは、「どんなときも誠意を持って、あきらめずにたくましく生きていくこと」と説明しています。また、本校は当初から、生徒同士が切磋琢磨することを大切にしてきました。今年度から掲げるようになったスローガンも、「みずから学び、互いに高め、自己実現を果たす学校」というもの。わたしは長年、公立高校で教えていて、奈良県立畝傍高等学校の校長を最後に退職し、2020年度より本校の校長に着任しました。本校はもともと「自学自習」を大事にしてきた学校ですから、わたしも引き続きその方針でやっていく考えです。さらに、教育目標としてきた「未来を創造する豊かな『人間力』の育成」も継続します。わたしは「人間力」のある人とは、「学力」「自主性」「協調性」「体力」をバランス良く備えた人をいうのだと考えています。

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22年1月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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