受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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うんちと生ごみの力で走るバス

とてもユニークなイラストが描かれたバスだね。どうしてこのイラストがバスに描かれているのか、説明しよう!

イギリスのブリストルというところでは、人のうんちやおしっこ、生ごみを燃料にしたバスが走っているんだ。その名は「バイオ・バス」。

バイオっていうのは、「生き物」や「生命」という意味。

うんちや生ごみが、微生物のはたらきで分解されることによってガスが発生する。そのガスを「バイオガス」というんだ。

バイオガスには、よく燃える性質をもっているメタンが多く含まれているので、車の燃料に使えるってわけだ。ちなみに、きちんと処理されていて臭いはないのでご安心を。

バスの上のドームのようなタンクに、バイオガスが入っている。

タンクを満タンにするだけのバイオガスを発生させるのに必要なうんちや生ごみの量は、5人が1年間に出す分くらい。その場合、およそ300キロ走ることができるんだって。

Photo by Andi North-Alton bus running day 2015

こちらもイギリスのバス。な、なんと、牛のふんが原料のバイオガスを燃料とする「牛ふんバス」だ。なんてわかりやすい名前なんだ。

このバス、いつもはのんびりと町を巡回しているんだけど、最高時速123.5キロを達成したって話題になったんだ。

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エコテクのカナメ

カナメ1

イギリスでは自動車の排出ガスによる大気汚染が深刻な問題となっていて、排出ガスで空気をひどく汚すバスは改良するよう呼び掛けられている。燃料は燃やすと空気を汚す物質が出るけれど、メタンガスの場合はその量が石油や石炭に比べて少ないため、大気汚染を和らげることができるといわれているよ。

カナメ2

「バイオ・バス」が走っている町では、年間に約35000トンの食品ごみと約7500万立方メートルの排泄物が出ているんだって。そのごみを活用して、バイオガスを作っている。ということは、地元の人たちは、自分が出したごみで動いているバスに乗るということだな。

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