受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

サピックスecoクラブ エコテクノ

ヨーグルトとハスの葉

このようにヨーグルトのふたを開けたとき、ふたにヨーグルトがついてしまっていると面倒。でも、最近の商品は、ふたにヨーグルトがつきにくくなっているって知ってるかい? 実は、ある生き物をまねて、そういう商品を開発したからなんだ。

朝ごはんやおやつなどの定番であるヨーグルト。

いざ食べようとしたら、ふたにヨーグルトがたくさんついていることがある。それが手や机についてしまうのは嫌だし、捨てるときには洗わなきゃならない。ぺろっとなめる人も…。まぁ、なにかとやっかいなふた。

(写真出典:東洋アルミニウム株式会社)

でも、数年前、ふたにヨーグルトがつかない商品が登場したんだ。その技術のお手本になったのが、ある植物の葉っぱの仕組み。

その植物とは、ハス(その地下茎がレンコン)の葉だ。

ハスの葉の上では、水滴は泥や虫を巻き込みながらころころと転がり落ちる。つまりハスの葉は、水をはじく。


(写真出典:株式会社日立ハイテクノロジーズ)

そんなハスの葉をよく見ると、表面はつるつるとした平面ではなく、細かなでこぼこがたくさんあるのがわかる。

このでこぼこがあるから、水をはじくというわけだ。

ちなみにハスの葉が水をはじくのは、でこぼこがあるからだけじゃない。葉の全体がワックスのような物質に覆われているからでもある。だから植物の葉のなかでも、特によく水をはじくんだよ。

そうそう、東北地方の高校生が、ヨーグルトがつかないふたを見て、雪がつかないLED信号機ができないかと考えたんだ。現在、「雪国向けLED信号機」を京都大学と一緒に開発中なんだって! ハスの葉→ヨーグルトのふた→雪国向けLED信号機ときたもんだ。ほほほっ!

yoko_ken_chan(Fotolia) kelly marken(Fotolia)

エコテクのカナメ

カナメ1

生き物や自然の仕組みを新しい技術に生かすことを「バイオミメティクス(生物模倣)」というよ。わたしたちの暮らしのなかには、さまざまな生き物の機能やからだのつくりがお手本となっている技術があふれている。これからもそうした新しい技術が生み出されるかもしれないね。

カナメ2

白熱電球を使った信号機は熱を発するので、表面温度が高くなる。だから、そこに積もった雪は解けるけれど、LED信号機は表面温度が高くならないため、雪が解けずにそのまま残ることがある。そうすると信号機の色が見えづらくなって、とても危険。そこで最近では、雪がつきにくい形のカバーをつけたり、信号機の角度を下向きにしたりといった工夫がなされるようになったんだ。

ページトップ このページTopへ