受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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自動販売機にはテクノがてんこもり!

自動販売機には、省エネのためのテクノロジーがたくさん使われているんだよ。温かい飲み物と冷たい飲み物の両方が同じ自動販売機で買えるのは、日本だけなんだって。

いつでも使えて便利な自動販売機。わたしたちにとっては、身近なものだよね。

でも、飲み物の自動販売機は消費電力が大きいので、それを減らすためにいろいろな開発が行われてきた。

 

そんななか、最近新しく開発されたのが、「魔法VIN 自動販売機」
※「エコテクのカナメ」も見てね

特長① 保温力
魔法びんは、外びんと内びんの間が「真空」になっていて、熱の出入りを防いでいる。この仕組みを自動販売機にも取り入れることで、内部の温度を変化しにくくしているってわけだ。

特長② 昼間は電力を使わない
夜は仕事をしていない会社や工場が多いから電力があまり使われない。でも発電所は夜も動いているから電力が余る。だから夜のうちにしっかり冷やしておいて、昼間は冷やす機能を止めるんだ。

夏場は、14時間電力を使わなくても、商品を平均7℃(外気温35℃時)に保つことができるんだって。
*パナソニック産機システムズ(株)HPより

また、飲み物を冷やすときに出る熱を、別の飲み物を温めるのに利用しているんだ。これは「ヒートポンプ」という仕組みで、消費電力が少なくて済む。

そして、自動販売機の照明は、消費電力が少ないLED照明を使っている。

こうした技術によって、使う電力量が減れば、発電しなければならない量も減って、二酸化炭素の排出量も抑えることができるというわけだな。

写真提供/サントリー食品インターナショナル(株)

そうそう、自動販売機の進化といえば、地震などの災害で停電になったときに、自動販売機を管理している人の操作により、無料で中の商品を取り出せるものもあるよ。

エコテクのカナメ

 日本の自動販売機全体での年間売り上げは世界一(*)で、設置台数も世界トップクラス。これまで企業でさまざまな技術開発が行われ、自動販売機の省エネ化に力を注いできた。
 そんななかで起きたのが、2011年の東日本大震災。さまざまな発電所が被害を受けたため、電力不足になり節電を迫られた。当然、自動販売機にも社会の厳しい目が向けられたわけだ。そこで、それまでよりもっと電力消費の少ない自動販売機を作ろうと開発されたのが「魔法VIN自動販売機」なのだ。

■自販機1台あたりの年間消費電力量の推移

1991年を100とした場合の各年度出荷数1台あたりの年間消費電力量の推移
*清涼飲料自販機協議会HPより

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