受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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小型家電がメダルに変身!!

2020年に開かれる東京オリンピック・パラリンピックのメダルの材料を小型家電から取り出すんだって。

写真提供 / PIXTA(ピクスタ)

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、史上初めての取り組みが進行中だ。

それは、オリンピックとパラリンピックで必要になる金・銀・銅のメダル約5000個を、使用済みの小型家電から取り出した金・銀・銅で作るというもの。ぼくたちの身近にあるものばかりだね~。

使い終わった小型家電のなかには、金・銀・銅が含まれているから、それを再び使おうというわけだ(カナメも見てね)。

(携帯電話の場合)

まず、さまざまな場所で回収して、種類ごとに分ける。

製品を分解して、部品ごとに分ける。金を取り出す場合、部品を「王水」という特殊な液体に入れる。すると、金を含むほとんどの金属がとけ出る。そこに別の薬品を入れると、金だけが粉状になって出てくる。

それをろ過して乾燥させた後、さらに高温で溶かしてから一気に冷やすと、均一な粒になる。これをメダル作りに使うんだ。

はてさて、小型家電を回収してメダルを作るのはわかったけれど、金メダルを作るのにどれくらいの量の金が必要かというと…。たとえば、金メダルには全部で30.3kgの金が必要だから、あと14kgくらい集めればいいってことだね。

協力/公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

エコテクのカナメ

 日本では、使われなくなった小型家電が1年間に約65万トン(*)出るといわれている。その中には、もともと量が少なく、鉱山から取り出すことが難しいレアメタルや、高価で貴重な金などの金属資源がたくさん含まれている。使われなくなった小型家電は都市にあるのだから、それを鉱山に見立てて「都市鉱山」というんだ。その点から見ると、日本は世界有数の金属資源国だともいえるんだ。
*環境省ホームページ「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」より

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