受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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木をぎゅっと固めて、冬。

「木質ペレット」って知ってるかい? ヨーロッパでは身近な燃料なんだ。

はぁ~、体の芯から暖まる~。これは、木質ペレットが燃料のストーブだよ。

木質ペレットっていうのは、木材を細かく砕いてぎゅっと固めて、1~2センチほどの筒のような形にしたもの。ストーブ、ボイラー、グリルなど、いろいろな場面で燃料として使えるよ。砂の代わりに猫のトイレに敷くこともできるんだ。

原料は、間伐材(カナメ①)、木のくずや皮、流木といった、普通ならごみとして捨てられてしまう木材。

丸太の場合、適当な大きさに砕く。そのほうが運びやすく、乾燥させやすいんだ。

木材は水分を含んでいるので、乾燥させ、さらに細かくして粉状にする。

次に、機械の穴に押し込んで、形を整える。このとき、木粉に機械の力が加わって、高い温度になった木からは接着剤の役割を果たしてくれる成分が出てくるから、ほかの材料はいらない。木材100%の燃料なんだよ。

出来たてほやほやの木質ペレットは、やわらかいので、冷やして固める。そして袋詰めして出来上がり。

写真提供/株式会社 Hibana・京都ペレット町家ヒノコ

エコテクのカナメ

カナメ1

 木材として使うために植えられた苗木は成長してくると、隣どうしで枝や葉が重なり合うようになり、お互いの成長を妨げてしまう。そこで、木と木が適当な間隔になるように、一部の木を切る「間伐」という作業を行うんだけれど、その切られた木を「間伐材」っていうんだ。

カナメ2

 石油、石炭、天然ガスを使うことで大気中の二酸化炭素が増えるなどして、地球の気温が上がることを地球温暖化という。近年、地球温暖化の問題が取り上げられたことで、木質ペレットが注目されているんだ。なぜかというと、その原料である木を燃やしても、成長するときに吸った二酸化炭素が再び出てくるだけなので、大気中の二酸化炭素は増えも減りもしないとみなすことができる。木質ペレットも固めたり運んだりするときにエネルギーを使い、それによって二酸化炭素が出るけれど、ガスや石油、火力発電による電気を暖房に使ったときに比べると、はるかに少ないんだ。

●ドイツにおける家庭暖房の熱源別二酸化炭素排出量の比較

注:二酸化炭素排出量は燃料の生産・輸送、燃料装置の製造などで排出されたすべての二酸化炭素を含む
  薪、ペレットの燃料による二酸化炭素は含まれていない
出典:「Deutscher Energie-pellet-Verband」より抜粋

出典:日本木質ペレット協会ホームページより

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