受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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みんなに安全なトイレを!

今、発展途上国に、安全できれいなトイレが設置され始めているんだって。

世界には、トイレがない場所がたくさんあるし、あっても安全ではないものがある(カナメ①)。その解決策として日本の会社が開発したのがこれだ。

その名は、SATO。このトイレ、下水道(カナメ②)がない場所でも取り付けられるトイレなんだ。

使い方はというと、うんちやおしっこをした後に、少量の水をトイレに流す。すると、重みでトイレの下の部分の弁が開いて、うんちやおしっこが流れ落ち、弁はすぐ閉まる仕組みだ。

弁が閉まっていれば、病気をうつすハエなどの虫が下から上がってこないし、また、今までより臭わなくなるってわけだ。

インドでは、SATOから2本の管をのばして、二つの穴につなげて使っている。

一つ目の穴がうんちやおしっこでいっぱいになったら、もう一つの穴にうんちやおしっこが流れるように、棒でスイッチを切り替える。

二つめの穴が満杯になるころには、一つめの穴にたまったうんちやおしっこが乾燥しているので、それを処理して、畑の肥料として使うんだ!

SATOトイレシステムは、これまでに180万台以上がアジアやアフリカの国々に送られていて、なんと900万人のトイレ環境がよくなった計算になるんだって。
*2018年3月時点の出荷台数を元に「SATO」1台あたりの利用者数が平均5人と想定し、算出 (LIXIL「グローバルな衛生問題の解決に向けて」より)

写真提供・協力/株式会社LIXIL

エコテクのカナメ

カナメ1

 発展途上国を中心に、世界の人口の約3人に1人*が、安全でないトイレを使っているといわれているよ。草むらや空き地などの外で用を足す人たちも、およそ9億人*。うんちには、下痢を引き起こす細菌がいっぱいいるから、外にそのままにしておくと、その菌が、人の手や川の水、食べ物などを通して、人の口に入ることになる。そのために下痢で亡くなる5歳未満の子どもたちは、世界中で1日に800人*もいるという現実があるんだ。だから、安全なトイレを一人でも多くの人が使えるように、さまざまな取り組みが行われているよ。

*unicef「世界トイレの日プロジェクト」より

カナメ2

 水洗トイレからのうんちやおしっこ、料理や洗たくに使ったあとの汚れた水、雨水などを流し出すために、地下などにつくられた水道のことを下水道というんだ。

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