受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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海のおそうじ専門の船

海を行き来する貨物船や漁船にとって、やっかいものといえば、流木やごみ。ぶつかると危険だし、放っておけば、海にすむ生き物にもよくない(カナメ①)。

そんな海で活躍しているのが清掃船。下のほうが普通の船と違うだろう。

船体の中央は空洞になっていて、そこに大きな金属製のかごを下ろし、ごみをすくい上げるんだ。この装置の名前は、スキッパー!

スキッパーにごみが集まったら、船に設置しているコンテナへ入れる。

大きな流木や粗大ごみなどは、クレーンで回収するよ(カナメ②)。

回収したごみは、陸上で分別して、各地方で決められた方法にしたがって、処理したりリサイクルしたりするんだ。

でも、海は広いから、清掃船ですべてのごみを集めることはできない。だから、きれいな海を守るには、わたしたち人間が、なるべくごみを出さない生活を心がけることが大切だ。どうしても出てしまうごみは、正しい方法できちんと処理しなければならないよ。

写真提供/国土交通省関東地方整備局 千葉港湾事務所・中部地方整備局 名古屋港湾事務所

エコテクのカナメ

カナメ1

 海の生き物が、ごみをえさと間違えて食べてしまい、のどに詰まらせて死んだというニュースをよく聞くよね。いちばんの問題は、プラスチックごみが多すぎるということ。これは、自然界ではほとんど分解されないため、誰かが回収しないかぎりそのまま残る。川から海に流れ込み、いつまでも漂い続けるんだ。

カナメ2

 清掃船でいちばん多く回収されるものは、流木や海藻。近年では、空き缶、プラスチック、さらにはテレビなどの大型粗大ごみも回収されることがある。
 清掃船の中でも多機能なのが、海洋環境整備船。国の役所である「国土交通省」が12隻を大きな港に配備していて、ふだんは海のごみを集めながら海水の汚れをチェックしたり、海底を調べたりしているよ。台風などによる災害や、油が船から海へ流れ出る事故などが発生した場合は、ふだん担当している地域から遠い場所にも出動して、海に流れ出たがれきや流木を取り除く作業や、油の回収をするんだよ。

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