受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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畑を荒らす動物を、ドローンで撃退!?

うぎゃ~、シカが畑を荒らしてる~。

一生懸命に育てた野菜もこんな感じに…。(カナメも見てね)

こうした被害を防ぐために最近期待されているのが、ドローン!! 今や、美しい景色を空から撮影するだけのものではないのだ。

これまでは、狩りをする人が捕まえた数や、写真のようなふんの量などから、畑を荒らす動物がどこに、どのくらいいるのか、おおよその数を推定しているだけだった。

それが今は、赤外線* で撮影できるカメラ付きのドローンを上空に飛ばして、動物の数や行動を直接調べられるようになった。

*赤外線: 人の目には見えない光の一つ。人や動物などを含めて、熱を持つすべてのものは、昼も夜も赤外線を出している。

シカやイノシシは夜に活動する動物なので、夜中にえさを探しに森から畑などの人里にやってくる。そこをドローンで上空から撮影するんだ。

これが実際の画像。くっきり写っているよね。正確に数を数えられるし、どこからどこへ移動しているかもわかる!

そうすると、今までより効果的にわなを仕掛けたり、狩りをする場所を決めたりすることができるってわけだ。また、ドローンを動物に近づけて、怖がらせ、その場から追い払うこともできる。ドローンの役割はさらに広がっていきそうだね。

写真提供/群馬県鳥獣被害対策支援センター、(株)スカイシーカー

エコテクのカナメ

*農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について」

 最近、イノシシやサル、クマなどが民家の近くに現れたというニュースをよく耳にするよね。農作物が野生動物に食い荒らされる被害もばかにならない。日本全体では、お金でいうと、約158億円* 。シカやイノシシによる被害がとても大きい。このままでは、農作物を作ることをあきらめる人が増え、農地が荒れていくかもしれないなど、深刻な問題だから、国をあげて、さまざまな取り組みを行っているよ。

【人里に野生動物がやってくる原因 (例)】

①天敵がいなくなったり減ったりしたために、数が増え過ぎて食べ物に困っている。

②鳥や獣の狩りをする資格を持っている人の高齢化が進み、実際に狩りをする人が少なくなったので、人間を恐れなくなった。

③人間の食べ物がおいしいことを知って、好んで食べるようになってしまった。

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