受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

サピックスecoクラブ エコテクノ

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リサイクルされた羽毛は
新品の羽毛より暖かい!?

寒い冬の味方といえば、ダウンジャケット。

ダウンジャケットや羽毛布団などの羽毛製品は、ごみとして捨てられることがほとんど。しかし羽毛は、リサイクルすれば100年以上も使い続けることができる大切な資源なんだ。では、羽毛がどうやってリサイクルされているか説明しよう。

次に、超軟水と植物由来の石けんで洗うよ。そして、乾燥→冷やす→さらにほこりを落とす作業などを行う。

これは、洗う前(左)と後(右)の羽毛。ほこりを落としてしっかり乾燥させた羽毛は、保温効果はもちろん、湿気を吸ったり逃がしたりする効果も高くなるんだ。

羽毛製品には、羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)がまざっているので、最後に木でできた機械で、羽毛と羽根を分ける。なぜ木で作られているかというと、静電気を起こさないためなんだって。

機械の中は大きな板で仕切られている。羽毛は羽根より軽いため、奥の部屋へ吸い込まれていき、羽根は手前の部屋に落ちる仕組みだ。

そして、出荷され、製品になる。みんなも着なくなったり使わなくなったりした羽毛製品を回収しているお店があるので、捨てずに持っていってみて。
*ただし、回収できる条件はお店によって違うから注意してね。

写真提供・協力/河田フェザー株式会社
(世界屈指の羽毛素材メーカーとして、良質な新毛とリサイクル羽毛を扱っています)

エコテクのカナメ

 含まれるカルシウムやマグネシウムの量が少ない水を「軟水」といい、多い水を「硬水」というよ。日本の水は、ほとんどが口当たりの良い軟水だけど、そのなかでもカルシウムやマグネシウムの量が特に少ないものを「超軟水」というんだ。そのような水で羽毛を洗うと、水が隅々までいきわたり、あかやほこりがよく落ちるんだよ。

 羽毛は、食肉用に飼育された水鳥の胸の部分から取れる副産物。一羽から取れる量は少ないため、とても貴重なんだ。
 ところが、近年、羽毛は世界的に人気がある一方で、食べられる量が少ないため、価格が高くなり、入手が難しくなっているんだ。だから、黄色いひな鳥の羽根、若い鳥の未熟な羽毛、粉々になった羽根などが衣類や布団に使われ、出回っている。こうしたことから、日本では、羽毛のリサイクルが始まったのだけれど、その意義は資源を有効に再利用するというだけではない。捨てられるごみの量を減らすことにもつながっている。

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